小さなニュース 第7回

代表質問

2016年3月7日に平成28年度市政運営方針に対する各派代表質問が終了しました。ごく一部の議員の反応などをまとめました。

枚方ウィークリーニュース

オフマイクにBGMを重ねているので、市長の説明が聞き取りづらい。本会議録画映像は事務局が撮影しているのでオンマイクですが、ウィークリーニュースはケイ・オプティコムに撮影を委託しているのでこうなってしまう。これはまさに、お役所仕事。

“市長よ動け”というアドバイス

「市長は市役所にこもって仕事をするのではなく、率先して外に出て仕事をすることだ」と総括で、ご意見申し上げた。例えば、枚方市駅周辺再整備に関しては地権者などの関係者と「話」をし、淀川渡河橋の問題については高槻市や国に「出向き」 京阪本線立体交差事業については国に「予算の要望をしに行き」三世代近居同居を成功させたいなら、そのマイホーム借り上げ制度の普及充実のために協力事業者を募るべく業者を説得しに「回る」など、、、。」

(略)

どういう、やり方(プロセス)で政策実現をめざすのかということがことごとく抜けている。

思いが届いた~是是非非の勝負~。,枚方市議会議員 田口よしのり議員報告ブログ(2016年3月5日)

市長のスケジュールを見ていると、国交省に1回行っただけですから、この指摘はごもっともですね。市内で開催されるイベントのスピーチのために、スケジューリングが行われている気がします。ごく一部の市民の前でスピーチすることに多くの時間を割くくらいなら、関係各所に行って話をしたほうが、市長の多くの公約が果たせるだろうと筆者も感じています。

市長がプロセスに触れないのは、提案が欲しいからではないでしょうか。

“新年度予算案に特色なし”か?

…(略)…昨日は本会議で市長から新年度予算の提案がありました。今年度予算と比べて今のところは特色のあるものはなさそうです。…(略)…

二日連続を阻止!,大橋ともひろオフィシャルブログ「ちっちゃいけど大橋!」(2016年2月27日)

本当に特色がないと言えるのでしょうか。例えば2016年2月17日の定例記者会見で発表されたものは、平成28年度予算案を成立させないと実施できませんが、これらは特色のあるものとは思わないのでしょうか。

そもそも市長と議会は対等な関係[1]にありますから、特色ある予算にする責任は大橋議員にもあります。このような傍観者のようなコメントは許しがたい。

[1] 枚方市議会基本条例の附則には「枚方市議会と、…(略)…枚方市長は、それぞれが市民の負託にこたえなければならない責務を負い、両者は独立、対等な立場」と明文化されてています。

枚方寝屋川消防組合消防本部

社名に誤字あり

「ブリヂストン」とすべきところが「ブリジストン」になっています。記念式典の出席で、りをすれば、「仕事していますよ」アピールをしているとしか思えません。心証を悪くするだけです。

枚方寝屋川消防本部新消防本部庁舎完成記念式典に出席しました。10年前に計画が発表され場所の選定、工事契約2回の入札不調、2回の工事期間延長、東洋ゴム免震ゴム国交省基準不適応の17基免震ゴムをブリジストン製に全交換などの末の完成です pic.twitter.com/mEU4QdEHbU

— 野口 光男 (@nogutti320) 2016, 2月 13

告発者が名乗り出た

既にお気づきかもしれませんが、東洋ゴム化工品株式会社を告発した本人が名乗り出ました。堀井議員です。

私は平成26年5月から27年4 月まで、枚方市議会から枚方・寝屋川消防組合議会の一議員として派遣されていましたから、消防に課せられている責務が正しく履行されているかU+2049[2]否かU+2049[2]をチェックすると同時に75万市民の期待に応える議員として、日常活動に励んできました。

折しもそんな時期、しかも消防行政の最も重要な役割を果たす消防本部棟の「免震積層ゴムの偽装事件」だけに、私は断じて許す事の出来ないこととして「企業倫理の問題」や、社会的「正義の問題」として、正さなければならないと言う思いから、昨年6月末頃から取り組みを始めました

(略)

私は常々「コト」に取り組む際、必ず「正攻法」を前面に立て、しかもスタンドプレーは一切しない事を旨とし、取り組みの後、誰がその理由を聞かれても、「やむにやまれぬ取り組みだ」と、心ある人なら誰もが納得して頂けるよう取り組んでいます

従って、今回の告発に至るまでに、直接の担当である消防署は勿論の事、技術的担当部や最高責任者である消防組合管理者の方々に「告訴して頂きたい」旨の申し出をして「時を待つ」ことにしました。

しかし「待てど暮らせど」納得できるご返事は頂けないばかりか、全くの他人ごとで当事者(偽装により直接損害を受けている関係者)としての行動に乗り出して頂けませんでした

(略)

最後に、私ごときの「告発」を受理してくださり、捜査に乗り出して下さいます、大阪地検特捜部の検事の皆様に改めて、心から厚くお礼を申し上げます。

また、東洋ゴム(株)のこれまでの「不正行為の真相」を明らかにして頂き、このような事件が2度と起こらないよう正して頂きますよう願ってやみません。

東洋ゴムによる不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑の告発状が受理されました。,堀井 勝のきまぐれ日記(2016年2月28日)

確かに、堀井議員は当時、消防組合議員で、会議録[3]を読むと当時の議長は有山議員が務めていました。

枚方寝屋川消防組合(派遣人数 9人):前田富枝、堤幸子、岡沢龍一、鍜治谷知宏、上野尚子、有山正信、松浦幸夫、桝田義則、堀井  勝

議会役員の一覧 - 枚方市ホームページ(2014年12月1日時点の内容をInternet Archiveが2015年1月14日ごろに取得)

今回の告発は組合議会の意思を根拠に行われたものではありません。やむを得ないと納得できる理由はひとつもありません。消防組合議会の会議録には、告発の検討について議論された形跡がありません。民主主義を尊重するならば、消防組合議会で議論するべきでしたし、消防組合議会の議員でなくなった時点で告発するべきではありませんでした。

堀井議員は名称に「民主」の文字のある会派に所属していながら、民主主義を無視した個人プレーをしました。この行為は許されないことです。「正義」を盾に何をしても良いのではありません。議会で「議会と理事者の間のルールですわな」とか、「我々は、ルールに基づいて議会をやっている」とか言っていた人は誰[4]でしたっけ?

一部マスコミの「消防組合の関係者」という報道は誤りです。堀井議員が告発した時点で消防組合の現職議員なら「関係者」ですが、前職議員なので「ただの人」扱いです。ほかのメディアは「枚方市議会議員」「自治体関係者」表記にとどめていました。

[2] 「U+2049」は「⁉」が文字化けしたものと考えられます。

[3] 平成27年第1回定例会,枚方寝屋川消防組合議会会議録(2015年3月24日)

[4] 平成27年9月緊急議会・定例月議会の会議録を読むで堀井議員の発言を引用しました。

ひらかた病院の駐車場使用料

さまざまな意見が出ていますが、どれも的を射た指摘とは言えません。筆者だったら「30分まで無料」という案が利用実態と、(減免措置の対象とならない)市民の様々な生活レベルに即したものかどうかを確認したいところです。

言葉の意味が分からない議員

…(略)…枚方市って病院の駐車場まで有料にしちゃうなんだ・・・・って虚しくなりました委員会の中では一人の方が「私は駐車場の有料化は受益者負担で賛成(?)当然(?)だ」といった主旨のことを言われました。きっと、この方は数百円の駐車場代はなんともない生活をされていて数百円に思い悩む人のことなんて想像もつかないんだろうなって聞いてて思いました。「受益」ってなんなのか・・・

市立ひらかた病院・駐車場有料化,松岡ちひろの明日があるさ(2016年2月17日)

(「受益」の意味が分からないことについて)そこからですか…。

枚方は「市」で、今年は市制施行69年目です。「まち」と表現してほしい。

数百円規模の支払いに思い悩む生活をしている人たちは、車を所有できないと思いますが。ちなみに案は、30分を超えて5時間30分までは200円ですよ。いわゆる「モンスター」とか「クレーマー」の声を聞いているかのよう。

駐車場を有料化することによって、施設を利用しない人も使用料を支払えば駐車できるというメリットもあるのですが。当然ですが、施設を利用しない人の料金体系はこれとは別になっています。

有料化に反対

今そこまで来ている平和への危機、戦争反対の思い、3月議会に向けた決意、あまりにも市民に冷たい枚方市の新行政改革プランの市施設の駐車場有料化問題、市民病院に受診するためにでも30分以上は有料、星ヶ丘医療センターは無料です。いつも応援している遥学園がいよいよ取り組むことになった施設でから大学や専門学校などに進学するための奨学金制度紹介など、私の思いを込めてニュースにしました。ぜひ読んでみてください。

市政報告ニュース2月号できました « 日本共産党 野口光男(2016年2月19日)

細かいようですが、案[5]は「30分を超えて」と表現しています。これは「30分以上」のことを指しません。野口議員はかつて枚方市役所職員でしたが、こういう文章を正確に読み取れないのに、ちゃんと仕事ができていたのでしょうか。

駐車場有料化のトップバッターがなぜ病院?

…(略)…私は有料化については概ね賛成ではありますが、公共施設の中で病院からするのか、という想いはあります。…(略)…

病院運営審議会の内容(駐車場と医療システム)|枚方市議会議員木村亮太公式ブログ(2016年2月15日)

内容さえ問題がなければ、順番はどうでも良いことだと思います。

[5] 病院運営審議会の内容(駐車場と医療システム)|枚方市議会議員木村亮太公式ブログ(2016年2月15日)には、資料を撮影した画像が掲載されています。資料と会議録はしばらくすると枚方市病院事業運営審議委員会に掲載されるはずです。

松岡議員は自他ともに認める“自分勝手な人”

…(略)…なんと先日娘から「お母さん私らの話聞いてる?自分のことしか言ってないわ」と言われ夫との間ではとっても当たり前にしていた日常娘から指摘をうけ、私の実態はそうだったのかと愕然・・・・・あらためて夫もおしゃべりだったので「長い!」と適当(笑)…(略)…

みなさんの思いがありがたいです。,松岡ちひろの明日があるさ(2016年2月14日)

自分勝手な人が公職に向いていますか?

子どもの学力向上はつまらない

…(略)…この議会で示された、市政運営方針では枚方市では、小中一貫教育で、学力テストの結果を全国平均よりも上回ることを方針とするとされています。つまんない枚方市の教育方針だと思いませんか?…(略)…

忌明け,松岡ちひろの明日があるさ(2016年3月3日)

全国の人たちが大阪の人はバカだと見下しているのを知らないのでしょうか。「おバカ」扱いされているのに、枚方に魅力や誇りを持てるはずがありません。

学生に労働三法を学ばせることに意味はあるか

枚方公園青少年センターでおこなわれた講演会「ブラックバイト・ブラック企業で働かないための会社選び」に参加しました。講師は、NPO法人「あったかサポート」の笹尾達郎さん。

NPO法人「あったかサポート」は2005年に発足、メンバーは200人で京都にあります。京都府の委託を受け、就労支援などの労働者をサポートする活動をされているそうです。

(略)

講演は、京都新聞の「憲法のいま」「若者酷使、追い詰め」という記事に沿って、現状の説明から始まりました。

(略)

大学生や高校生にも聞いてもらいたい内容でした。学校でも労働法について学ぶ機会が必要だと思います

(略)
講演会・・ブラックバイト・ブラック企業で働かないための会社選び,枚方市会議員 つつみ幸子の「みんな笑顔に」(2016年2月28日)

学生がブラック企業に入社しないために、法律を学んでもあまり役に立ちません。正義を振りかざしたって、「ゆとり(世代)は…」とか「平成生まれは…」とか言われるだけです。ブラックで働かないようにすることは、働かないことと同義です(堤議員が好きな日本国憲法に違反しますよ)。

堤議員はもっと基本的な世間を知ったほうがいい。

趣旨が合わず花火大会の復活に反対

…(略)…一件、花火大会の復活についてあえて触れておきます。僕もこれまで個人的には花火賛成でした。そういう主旨の質疑をしたこともあります。…(略)…僕は花火は、あくまで地域活性化とホテル誘致の起爆剤、この二点だと思っていました。とりわけホテルについては、大学の多い枚方市にとって、最近の異常気象もあって大雪が降りかねない真冬の時期に、地方からの受験生は少しでも近くのホテルに泊まりたいということから、大学関係者からの要望も多くあり、また、とあるホテル事業のデベロッパーからすると、各季節に大口の行事がひとつずつでもあれば進出しやすいとのことで、そう考えるとこれは起爆装置になる、と思っておりました。しかし、花火で結果として定住人口が増えるということを目的にやるということならば、これに本当に賛成できるかなと正直疑問に思いました。だって、そんなことで増えるわけはないからです。では、全国で花火大会を行っているところは人口が増えるのか、そんなばかな。そういう趣旨でやるのなら結果的にそこに投入される税金は必ず無駄になります。再考を促したいと思いますし、いい話もそこに魂が違った方向を向いていたら、絶対にいい結果にならないと考えています

花火。,大橋ともひろオフィシャルブログ「ちっちゃいけど大橋!」(2016年3月5日)

大橋議員は、定住人口の増加を目的に花火大会を復活させるつもりなら反対すると表明しました。さらに、花火大会の復活によってホテルの誘致につながるとの持論を展開しました。

筆者が思うに、そもそも枚方市民にはそんな深い考えはなくて、ただ夏に花火を地元で見たいだけでしょう。だから、発起人ほかの皆さんが、成功させるために苦労されているわけで。地方議員が「住んでよかったと思えるまちにしたい」とありきたりな言葉を選挙カーで言うように、市民にとって花火大会は「住んでよかった」と感じられるイベントでしかないと思います。

ただ、市役所がイベントに資源を提供するためには「住んでよかったと感じられるイベント」だけだと、税金を投入する根拠として弱く、花火を快く思わない人たちへの説明も不足しています。大会を実施することで得られる何らかのオマケが必要だから、市長はあのような少し微妙なことを言っているのだと筆者は理解しています。許可、警備、市民の協力さえ十分に得られるなら、別に市役所に頼まなくたっていい。市議会議員の熱い思いなんか「知らんがな」という話です。

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