平成30年(2018年)新年のご挨拶

伏見隆枚方市長

エフエムひらかたをお聴きの皆さま、新年あけましておめでとうございます。枚方市長の伏見隆です。皆さまにはそれぞれ明るく、健やかで清々しいお正月をお迎えのこととお慶び申し上げます。

さて、いま皆さまにお聴きいただいているエフエムひらかたは阪神・淡路大震災の経験を教訓に、災害時の貴重な伝達手段として平成9年に開局しました。日頃は防災、防犯の情報をはじめ地域に密着した番組を皆さまにお届けしながら、大規模な災害が起こった際に迅速に身近な情報を届けることができるよう、24時間365日放送を続けております。昨年1月15日には開局20周年を迎え、枚方市駅2階コンコースの「駅なかスタジオ779」前で記念式典が開かれました。開局時刻である正午には、ゆるキャラのくらわんこやみっけちゃんなどがカウントダウンで祝福し、式典後には俳優で枚方市PR大使の川崎麻世さんが記念番組に登場され、スタジオ前には多くの人だかりができ、賑やかな一日となりました。

昨年は枚方市の市制施行70周年の年でもあり、8月にはエフエムひらかたの20周年、枚方市の70周年を記念して、いじめをテーマにしたラジオドラマ「明日が来る」の舞台公演を行いました。ラジオドラマ「明日が来る」は平成25年からエフエムひらかたで放送されているもので、公演当日にはオーディションを経て練習を重ねてきた中高生19人が熱演を披露し、枚方公園青少年センターの会場を埋め尽くした300人の観客が見入っていました。このほかにも昨年は様々な70周年記念事業を開催しました。市制施行日である8月1日には、枚方を舞台にした映画「くらわんか!」の上映会を市民会館大ホールで行いました。主演の青木玄徳さん、赤澤燈さんたちによる舞台挨拶では観客の皆様とともに「ハッピーバースデートゥーユー」を大合唱するサプライズもあり、枚方愛あふれた記念すべき瞬間に胸がいっぱいになりました。11月には市制施行70周年記念式典を行い、市民表彰をはじめ多彩な企画で盛大に執り行うことができました。PR大使の皆さんと枚方の思い出を語るトークショーでは、地元に関するエピソードで大変盛り上がり、私も楽しませていただきました。また、記念写真集70年枚方家族を発行いたしました。56人の公募写真119枚や枚方ゆかりの著名人らのメッセージと写真などを掲載しており、見て、読んで、楽しめる冊子となっています。実は、香里団地や枚方パークで家族と撮った私の子どもの頃の写真も掲載されています。建物や街並みなど風景の移り変わりはもちろん、親しい人との何気ない日常の一コマは枚方市70年の歩みを身近なものにしてくれています。今年も3月まで引き続き、市制施行70周年記念事業として様々なイベントを行ってまいります。市民の皆様に枚方の魅力を再認識、再発見していただけるような取り組みを実施して参りますので、ぜひご参加いただければと思います。

さて、昨年8月枚方の魅力を広く紹介するため定住促進サイト「住んでくれるならマイカタでもいい」を開設しました。枚方がどのようなまちか、場所やスポット、イベントや子育て支援など市の施策、ゆかりの著名人からのメッセージなどを掲載していますので、ぜひご覧ください。

また、子育て世代から高齢者までが安心して暮らせるまちづくりのため、昨年12月、市民の健康を支える地域拠点「すこやか健康相談室北部リーフ」を楠葉に開設いたしました。保健師が常駐し、子育てや健康に関する相談など、赤ちゃんから高齢者まで幅広く相談支援を行っています。今月には予防接種のスケジュールを自動作成する便利な機能満載の子育て応援アプリの配信や預かりや送迎など子育て援助を受けられるファミリーサポート事業の無料体験クーポンの交付を開始します。子育て家庭への支援充実など、子育てしやすいまちづくりに力を入れて参ります。

今年も市提供番組「コミュニティひらかた」や「楽しもう!枚方ライフ」「枚方教育ステーション」などを通じて、地域情報や市民の活動、市のイベントや施策などを広く紹介して参ります。今年もエフエムひらかたの放送をお楽しみください。

最後になりましたが、市民の皆様にとって本年が素晴らしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、私の新年のご挨拶とさせていただきます。

福留利光枚方市議会議長

市民の皆さま、あけましておめでとうございます。枚方市議会議長の福留利光でございます。平成30年の年頭にあたり市議会を代表いたしまして一言ご挨拶を申し上げます。

皆さまにおかれましては輝かしい新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。また、平素は市議会に対しまして、温かいご支援とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。

さて、昨年の出来事を振り返りますと、陸上男子100mにおいて東洋大学の桐生祥秀さんが日本人初の10秒の壁を超える、9秒98の日本新記録を樹立したことはとても印象的でした。さらに将棋の世界では、対局当時14歳の藤井聡太四段が公式戦で前人未到の29連勝を達成し、30年ぶりに記録を塗り替えたのも記憶に新しいところです。こうした若者の快挙は陸上や将棋のファンだけでなく、我が国全体を驚きと喜びに湧き立たせてくれると同時に、これからの時代を担う子どもたちに夢と希望を与えてくれる大きな出来事であったと思います。そして、これらの偉業は分野こそ異なるものの、いずれも地道な努力を重ねた結果が開花したものと思います。

一方、7月には福岡県と大分県を中心とする集中豪雨により、多くの尊い命が奪われましたことは本当に胸が痛みます。被災地では国や地方自治体をはじめ、ボランティアや地域の方が懸命に復興の活動に取り込まれたとお聞きしております。本市におきましても、台風や大雨などの影響により被害が発生いたしましたが、いつどこで起こるかわからない自然の脅威に対し、ハード面における更なる災害対策を強固にしていくとともに、自助、共助、公助のそれぞれの役割が迅速かつ的確に機能するよう、日頃から準備しておく必要があるものと思います。

近年では地域のつながりの希薄化に伴い、ご近所どうしの交流や様々な困りごとを地域や世代間で共有する機会は減少しておりますが、日頃より近隣にお住まいの方どうしでお話などしながら交流を深めていただくことが互いに見守り、助け合いそして地域の絆を深め、有事の際への対応にもつながるものだと私は考えています。どうか市民の皆様におかれましては、新年を迎えるこの時に改めて防災について考えていただきたいと思います。

枚方市議会といたしましても、安全で安心して暮らし続けることのできる住みよいまちづくりに向け、より一層の努力を行うとともに、市民の代表としての自覚と誇りを改めて心に刻み、市民から信頼される議会の実現に向けて全力を尽くして参る所存でございます。

結びにあたりまして、本年が皆様にとりまして幸多い、素晴らしい年となりますようお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。


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