本市では、「めざせ‼『通年のゼロ』」をキャッチフレーズとして、いわゆる潜在的な待機児童も含めた通年での待機児童解消に向け、平成31年度当初までに500人の入所枠の拡大を図るなど、様々な取り組みを進めているところです。
平成29年度は、北部支所の一部を活用した小規模保育施設の開設や私立保育園の分園設置、認定こども園の定員増を行うとともに、平成30年4月には、新たに小規模保育施設3園の開設や既存施設の定員増、公私立保育所の増改築により149人の定員増を行いました。
しかしながら、保育所入所希望の申請件数は、昨年度より141人増加するなど年々増加しており、依然として保育需要が高い状況であること、また、昨年から国の定義が見直され、待機児童から除いていた一部の児童を、今年度から待機児童に含めたことなどにより、希望施設に入所できていない児童数は320人となりました。
平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | |
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定員 | 6739 | 6993 | 7061 | 7210 |
入所児童数 | 7151 | 7381 | 7618 | 7738 |
希望施設に入所できていない児童数 | 243 | 283 | 299 | 320(22) |
いわゆる潜在的な待機児童数 | 207 | 283 | 290 | 290 |
国の定義に基づく待機児童数 | 36 | 0 | 9 | 30(22) |
カッコ内は見直しによる増加数[筆者注]
今後も引き続き通年での待機児童解消を図るため、平成30年10月の市立幼稚園における小規模保育事業の実施をはじめ、平成31年度には私立保育所の新設や増改築、公共施設を活用した小規模保育事業の実施などを予定しており、さまざまな手法による受け入れ枠のさらなる拡大に向け、取り組みを進めます。