平成29年9月定例月議会 一般質問

枚方市駅周辺再整備に関する質疑

質問をした議員は以下の6議員でした。

市が答弁した内容は、基本的にはプレスリリースの内容そのものでした。具体的には以下の通りです。

しかし、ここから議員が一歩、踏み込んだ質問をすると無回答です。これより詳しい内容がないとは、どういうことなのでしょう。筆者がプレスリリースを読んで疑問に感じた点は、やはり議員も同様に感じていたようです。

市民や府民の利便性というなら、大阪府が抜けるだけで利便性が失われ、防災リスクを分散するというなら、初めから合同庁舎化を目指さなかったはずです。この疑問について市の答弁は、上記の有効性を繰り返すばかりで、納得できる説明をしませんでした。議員らは、市が議会の意見を聞かず、民間アドバイザーの意見を聞こうとしていると指摘をしています。

合同庁舎を建てるなら、国・府・市が揃わなければ意味がないでしょう。間をとって、国・市で合同庁舎を建てるくらいなら、国も府も市も単独で庁舎を建てたほうが、合意も得やすいと思います。

堀井議員

枚方市駅東地区再整備検討協議会に枚方鉄建株式会社(住所:大阪府枚方市新町1丁目2−3)が途中参加しました。市は参画してもらう理由について「必要性」としか説明していません。

民間アドバイザーを募り、基本計画の策定について助言させることは報道発表されていますが、このアドバイザーに守秘義務を課す一方で、対等な立場から提案や助言を得たいとしてアドバイザーには報酬を支払わない(無償)ということです。この点は報道発表資料に記載されていませんでした。

◯堀井勝議員 …(略)…2つ目は、枚方市駅周辺再整備((仮称)総合文化芸術センターの建設及び市庁舎移転等)のその後の進捗状況についてその後の進捗状況についてお尋ねをいたします。

本件につきましては6月の定例月議会でも質問させて頂きましたがその後の進捗状況についてお尋ねをいたします。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 2.枚方市駅周辺再整備((仮称)総合文化芸術センターの建設及び市庁舎移転等)のその後の進捗状況についてお答えいたします。

まず、枚方市駅周辺再整備の進捗状況としましては、③街区のまちづくりを進めるため、京阪ホールディングス株式会社や大阪府住宅供給公社などの地権者と個別協議を行うとともに、京阪ホールディングス、府公社及び本市で行っている枚方市駅東地区再整備検討協議会の場において、枚方鉄建株式会社の参加も得ながら、土地利用計画や整備手法等の協議、検討を行ってきました。

また、③街区を除く各街区につきましては、導入する都市機能や事業手法、概算事業費などの整備モデル案を取りまとめた枚方市駅周辺再整備基本計画を平成30年度内に作成するため、民間事業者から基本計画策定に係るアドバイザーを募集するなどの取り組みを進めているところであります。

次に、新庁舎整備については、枚方市における国・府・市私有財産の最適利用推進連絡会議を8月下旬に開催し、国とは⑤街区において枚方税務署と市本庁舎による合同庁舎化、大阪府は北河内府民センターを③街区へ移転する方向で進めることが国・府・市私有財産の最適利用、効率的なまちづくりの観点から有効であることを確認しました。

◯堀井勝議員 …(略)…次に、枚方市駅周辺再整備についてお尋ねいたします。つい先日、開催されました枚方市駅東地区再整備検討協議会に枚方鉄建株式会社が参加をされましたが、その理由についてお尋ねをしたいと思いますし、またその界隈にも所在している他の地権者についてはどのようにお考えなのかお尋ねをいたします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 枚方市駅東地区再整備検討協議会につきましては、平成27年12月より枚方市駅東地区における再整備に関しまして、市駅周辺整備ビジョンに則した土地利用や整備手法等について協議、検討を行って参りました。そうしたなかで、本年7月に開催しました第5回目の会議で、今後さらなる具体化を進めるにあたって、枚方鉄建株式会社の参画の必要性が確認されたことを受け、第6回目の会議から参画いただき、協議を深めているところでございます。なお他の地権者につきましては、今後、議論が進んでいくなかで参画していただく予定でございます。

◯堀井勝議員 去る8月31日付定例記者会見の資料1枚方市駅周辺再整備についての枚方市プレスリリースによりますと、基本計画策定に係る民間アドバイザーの助言内容について、景観空間づくりなどまちづくりについての考え方、新たに導入する機能イメージ、エリアマネジメントの導入の考え方、実現性効果の早期発現に踏まえた最適な事業手法等々、業務内容を提案してもらうということになっておりますが、これはまさにそのコンサルタントの業務ではないかというようにお尋ねいたしますがいかがでしょうか。

◯市駅周辺等活性化推進部長 基本計画策定に係る民間アドバイザーの取り組みについては、民間連携の取り組みの一環として民間事業者のノウハウを活用するために実施するものでございます。これまでの請負契約に基づくコンサルタント業務によらず、対等な立場から提案、助言を得ることを目的として実施するものでございます。また広く提案をいただくために複数社との協定を可能としております。

◯堀井勝議員 これまでも枚方市はですね、コンサルタントの助言を受けてこられたと思いますが、その延長線上に新たな民間事業者にアドバイスをしていただければならない、基本計画が作成できない、こういうことなのか、また重要なアドバイスをしていただくためになぜ無償なのか、合わせてお尋ねをいたします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 民間アドバイザーには基本計画をより実現性の高い内容とするため、市街地再開発事業などの類似事業の経験と意欲のある民間事業者を対象に、事業を行う側の視点から提案、助言をいただくことは必要であると考えております。また本事業が検討段階であることから、民間アドバイザーには民間の知識やノウハウを提供してもらうとともに、ヒヤリングを通じ、対等な立場で幅広い意見を述べていただくために無償とする考えでございます。

◯堀井勝議員 複数のアドバイザーを採用したい、こういうことですが、各街区の地権者をはじめ、全営業者の意向を集約されるのか、また各街区の地権者や営業者は団体としてこのアドバイザーと協議をすることができるのか、またアドバイザーと私たち市議会、または市議会の会派として協議をすることができるのかお尋ねをいたします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 民間アドバイザーについては本市との協定により締結し、守秘義務を課せた中で基本計画を策定するに際し、本市に対して提案、助言をいただきます。今後、基本計画策定にあたっては必要に応じ、議会への報告や市民説明会などを通してご意見をお伺いいたします。

◯堀井勝議員 アドバイザーについての考え方をお尋ねしたところです。さて去る8月31日にペーパーによる枚方市における国・府・市有財産の最適利用に向けた基本的な考え方についての添付資料1のまちの将来像を実現するための取り組みが記されている文書の中に、まちなか交流展について示された文章があります。それによりますと、大阪府住宅供給公社枚方団地エリアの再生については、交通環境の改善や高齢者の都市居住も含めた地域内人口増加への働きかけを行うとあります。具体的にはどういうことなのか、お示しを頂きたいと思います。また、住宅供給公社が建て替えられるとしたら、どの程度の人口増につながるのかお示しをいただきたいと思います。

◯市駅周辺等活性化推進部長 大阪府住宅供給公社枚方団地エリアを含む③街区につきましては、枚方市駅東地区再整備検討協議会の場において、枚方鉄建株式会社の参画も得えながら、平成30年度の都市計画決定を目指し、土地利用計画や整備手法等の協議、検討を深めているところであり、本市としましてはまちなか交流拠点の実現に向け、引き続き関係者との協議、検討を行い、都市機能の更新やまちの活性化を促進していく考えでございます。

平成29年9月定例月議会(2017年9月14日)
↑見出しへジャンプ

野口議員

日本共産党議員団が実施したとされるアンケートの結果を入手できないため、その結果が科学的に信頼性があるのかわかりませんので、その部分は読み飛ばすことにします。

野口議員は「市民不在」と発言していますが、ほとんどの市民は日常的に市役所へ通うことはありません。たいていは用事ができたときに市役所の場所を調べるくらいでしょう。そういう視点では、アクセスの良さは付加価値です。もちろん弱者にとって困難な環境を避けなくてはなりませんが、広く市民の意見を聞いても時間をムダにするだけです。

広瀬議員と同じく、野口議員も「シミュレーション」とは発音しませんでした。こういう人たちは、シミュレーションとはどういうものなのかを理解していないと思います。

枚方税務署との合同庁舎化によるメリットについて答弁がありませんでした。

◯野口光男議員 一般質問の機会を与えていただきありがとうございます。それでは通告に従って質問させていただきます。

1.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備について伺います。

私ども議員団が取り組んだ市民アンケートには、市駅周辺整備への期待として、買い物の利便性、また賑わいを求める声が多く寄せられています。このようななかで市庁舎の位置について、いま府民センターがある⑤街区に方向性が決まったという報告がされました。府民センターが枚方市駅近くの③街区に行くというなかで、府民センター用地に市庁舎と国の合同庁舎を作る意味について、どのように考えているのでしょうか。そもそも府との合同庁舎がないのなら、府民センター跡地に行く必要性はないのではないでしょうか伺います。

また市役所移転、建て替えについて知らない市民の方もたくさんいらっしゃいます。方向性が決まったのなら、そのことを市民にどのようにして知らせるのか合わせてお伺いします。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 1.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備についてお答えいたします。新庁舎整備につきましては、枚方市における国・府・市有財産の最適利用推進連絡会議において、国・府・市有財産の最適利用、効率的なまちづくりの観点から検討した結果、⑤街区において国・市による合同庁舎化の方向で検討を進めることが有効である、いうことを確認したものです。また市民に対しましては、今後、枚方市駅周辺再整備基本計画を策定していくなかで、市民説明会等を通じて周知していく考えでございます。

◯野口光男議員 それぞれ答弁いただき、ありがとうございます。

まずは枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備について2回目の質問をさせていただきます。

この間、市庁舎の場所について二転三転していますが、全て雲の上で決まっているようで、市民不在で進められています。市民の皆さんからすれば、⑤街区、府民センターは遠すぎる、賑わいと言うのならば現在の市役所周辺で建て替えて、買い物に来た市民が市役所で用事を済まして、市駅から公共交通機関を使って帰る。こうしたことも望まれています。府民センターがないのでないのであれば、市駅から利便性の高い、いま市役所がある④街区での建て替えも考えるべきではないでしょうか。また今回、国・府から市と国というように組み合わせが分かりましたが、財政的なシュミレーションについて、これまで示されていません。国・府・市有財産の最適利用、効率的なまちづくりの観点から検討した結果だと答弁ををされましたが、市にとって、また市民にとって、④街区が良いのか⑤街区が良いのか、いう根拠を財政的な比較と合わせて示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

◯市駅周辺等活性化推進部長 新庁舎整備につきましては、基本計画を作成していくなかで国・府・市において確認した内容を基本としながら、民間アドバイザーから幅広い視野でかつ公平性を保ちながら提案、助言を求めるなど、検討を行ってまいります。

◯野口光男議員 国と市の合同庁舎ということですが、新庁舎の機能の利便性を高めるときに、国税と一緒になって利便性を高められるのか大変疑問です。例えば確定申告時や市役所の繁忙期など機能面でも対応できるのでしょうか。また防災拠点として防災広場なども十分確保されるのかお伺いをします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 新庁舎と枚方税務署を一体的に整理することにより、市民生活の利便性が向上することや災害時などに活用できる緑地広場が確保できるなどのメリットがあると考えております。

◯野口光男議員 どのようなメリットがあるのか、しっかりと説明を今後していただけたらと思いますが、デメリットも多々あると思います。多くの市民にとってどのような新庁舎を整備するか重要な問題です。根拠を示すべきであります。今回の再整備は賑わい、活性化を中心に勧められています。しかし他市の事例からも新庁舎整備では、まず新庁舎基本構想を策定しています。新庁舎にどの様な機能を持たせていくのか、市民参加で決めながら新庁舎の位置を決定すべきだと考えますが見解を伺います。

◯市駅周辺等活性化推進部長 新庁舎を整理するに際して、市民の利便性や本庁舎の機能などを検討してまいります。

◯野口光男議員 その検討時には市民の方も参加していただけるような、そういうやり方をお願いをしたいと思います。市長はこの間、アドバイザーをはじめ、外部の意見を聞くことに重点を置いていますが、市民の意見をまず聞くべきではないでしょうか。市民が利用する市役所であり、また市民が望む市役所を検討すべきです。市民が参加できる形を取り、広く意見を求めながら進めることが重要だと思いますが市長の見解をお伺いします。

◯伏見隆市長 新庁舎整備を含め、市駅周辺再整備の具体化に向けては民間アドバイザーの提案助言を踏まえるとともに、必要に応じて枚方市駅周辺活性化協議会や議会、市民からご意見を伺い、平成30年度に基本計画を策定する予定であります。

◯野口光男議員 平成30年度に基本計画を策定する、これを何度と繰り返し答弁をされていますが、その前にぜひこの新庁舎の基本構想、これを作っていただきますよう要望をしておきます。新庁舎、市駅周辺ともに市民にオープンで分かりやすく説明しながら、市民参加で進めていただきますよう、お願いをしておきます。…(略)…

平成29年9月定例月議会(2017年9月14日)
↑見出しへジャンプ

丹生議員

決定したのかどうかについて質問しています。この方向性(大阪府が合同庁舎の建設から抜けること)は結果論として、この段階で確定事項になったと筆者は見ています。法令上の手続きを経ていない段階において、公式の場で「検討する方向」に代わる表現がないだけでしょう。

大阪府が合同庁舎化から抜けてしまうことで「機能集中・負担軽減のメリット」が大きく後退したとの発言に「指摘の通り」と認めています。枚方市が大阪府に対して粘り強く交渉していたのか、また粘り強く交渉しようとする意思があるのか見えてこないのは残念です。

◯丹生真人議員 …(略)…通告5.枚方市駅周辺再整備について質問をいたします。

8月31日に枚方市における国・府・市有財産の最適利用に向けた基本的な考え方についてとの書面での報告がありましたので、この内容について質問をさせていただきます。まず、新庁舎整備についてですが、これまで本市はあくまでも国・府・市の三者での合同庁舎を⑤街区に整備するというスタンスで国・府・市連絡会議での議論に望まれていたはずですが、結局のところは府民センターは③街区に移転するということになったようです。報告では府民センターが③街区に移転した跡地に国・市の合同庁舎を整備することが最も有効であると確認したとされております。そこで、あえてお聞きをいたします。府民センターが③街区に移転し、その跡地の⑤街区に国・市で合同庁舎を整備するということは、もう決定されたということなのか、まずお聞かせ下さい。

以上で1回目の質問を終わります。

◯市駅周辺等活性化推進部長 5.枚方市駅周辺再整備についてお答えいたします。市としましては、8月25日に開催した枚方市における国・府・市有財産の最適利用推進連絡会議において国・府と確認しました整備に関する基本的な考え方の通り、府民センターが③街区に移転し、その跡地の⑤街区に国・市による合同庁舎を整備する方向で検討を進めることを確認したものでございます。

◯丹生真人議員 通告5.枚方市駅周辺再整備についての2回目の質問を行います。本市の庁舎整備については、国・府・市の三者で合同庁舎を整備することで、市民にとっては行政機能が1か所に集中することで利便性が向上すること、また行政側にとっては、それぞれの単体で庁舎整備をするよりも、効率的な整備が可能となってコストを削減できることなどのメリットがあると私は考えておりました。⑤街区で整備することで、現在の市庁舎よりも枚方市駅から遠くなるということを差し引いても市民サービスの向上に寄与すると思ったからこそ、この三者での合同庁舎整備については進めていくべきと考えたわけです。しかし今回、府民センターが③街区に行くこととなり、行政機能の集中、財政負担の軽減というメリットについては大きく後退したと言わざるを得ません。このことについて市はどのように考えているのか見解をお尋ねします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 新庁舎整備につきましては、先の枚方市における国・府・市有財産の最適利用推進連絡会議で確認した内容を基本としながらも、議員ご指摘の通り、基本計画を策定していくなかで実現可能性のある整備手法、場所など広い視野を持って比較検討を行うとともに、このプロセスを明らかにしつつ、本市にとって最善の方策をお示しする考えでございます。

◯丹生真人議員 本来、自治体にとって庁舎整備というのは、市民生活への影響や財政負担など、少なくとも数十年にわたって影響を及ぼす、まさにビッグプロジェクトと言われるものでございます。しかし、本市においてはこれまで枚方市駅周辺再整備という大きな括りの中の一部分としてしか語られておらず、庁舎整備は国・府・市の水面下での議論だけが続いた挙句に、府が抜けたから後は引き算のように、残った国・市で整備をするということでは、あまりに短絡的であると言わざるを得ません。もちろん市駅周辺再整備という全体観をなしに議論ができませんが、庁舎整備については本市にとって必要な庁舎のあり方を、まずはきちんと形として示した上で議論すべきと考えますが見解をお聞かせください。

◯市駅周辺等活性化推進部長 新庁舎整備に向けて、これまでから庁内委員会において庁舎の機能や規模、位置の検討を行っているところでございます。今後、基本計画において、新庁舎整備を含め、各街区の進め方を検討するに際して、新庁舎については市駅周辺再整備の検討と並行して市民の安全安心をはじめ、生活サポートの拠点としての役割と機能が発揮できる施設となるよう、そのあり方を取りまとめた基本構想の策定に向けた検討を行ってまいります。

◯丹生真人議員 新庁舎のあり方をまとめた基本構想の策定の検討をするということでございました。枚方市駅周辺再整備の中では、いわゆる建物施設として本市が整備するのは枚方市総合文化芸術センターと新庁舎の2つの施設のみとなります。総合文化芸術センターは一定進んでおりますので、今後、新庁舎についてもきちんとした議論を進めていかなくてはなりません。財政面から言っても、現在の本市の長期財政の見通しの中では、総合文化芸術センターについては反映されております。当然ながら、新庁舎については反映されていない状況です。今後、新庁舎整備に係る財政的根拠についても明確にお示ししていただかなくてはなりません。

また平成30年度に枚方市駅周辺再整備基本計画を策定するために、今回、民間アドバイザーからの提案や助言を受けること、これを決めたわけですから、民間の柔軟な発想と広い視野を取り入れた検討を重ねていただくことは、これは当然のことです。そしてその検討の中で、本市にとって最適な新庁舎整備については、御答弁にあったように、比較検討のプロセスを明らかにした明確な根拠をもって示しいただいて、その上で基本構想として策定することを強く要望とさせていただきまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。

平成29年9月定例月議会(2017年9月14日)
↑見出しへジャンプ

八尾議員

八尾議員の質疑に対する答弁から、新しい情報は出てきませんでした。

◯八尾善之議員 一般質問の機会をいただきましてありがとうございます。早速、通告に従いまして順次、質問をいたします。

まず枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備の状況についてお伺いをいたします。

全国的に少子化や超高齢社会の進展に伴い、都市間競争が非常に激化をし、厳しさを増していくなか、本市の玄関口である枚方市駅周辺再整備の実現をスピード感をもって進めることが最重要課題であると思っております。そうしたなか、本市の掲げる市駅周辺再整備の将来イメージでは、市が直接整備を行うことになる(仮称)総合文化芸術センターの移転、新庁舎を⑤街区に整備をすることに現在、取り組んでおられます。その一つである新庁舎整備につきましては、平成26年度に国・府・市による合同庁舎整備を目指すと、議会に報告されたにもかかわらず、この8月には国・市による合同庁舎を目指すという変更の報告があり、今までの協議が何だったのかと疑問に思っております。

そこで今回、新たに市が国・市による合同庁舎を目指すと報告があったわけですけども、4月の国・府・市有財産の最適利用推進連絡会議において、国・府が市のまちづくりに協力してもらえることを確認されていたにもかかわらず、なぜこの時期に府が抜けることになったのか、さらに今回の府が抜けたこと同様に、まだまだ不確定要素が多々あると思われるなかで、なぜ国による合同庁舎化に固執するのか、また進めると言うのであれば、いつ頃、合同庁舎の整備がが完成するのか、その目処について市の見解をお伺いいたします。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 1.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備の状況についてお答えいたします。新庁舎整備については、国・府・市において北河内府民センターを③街区へ移転する方向で進めることが市民、府民の利便性の向上、賑わいの創出、定住促進及び回遊性の向上、防災リスクの分散、跡地活用による⑤街区の円滑な整備、必要経費の削減など、国・府・市有財産の最適利用、効率的なまちづくりの観点から有効であることを確認いたしました。新庁舎につきましては、枚方市駅周辺再整備基本計画を策定する中で今後の各街区の進め方と合わせて、より詳細な事項を明らかにしていきたいと考えております。

◯八尾善之議員 それぞれの答弁をいただきまして、2回目以降の質問を行います。

まず枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備の状況についてお伺いいたします。先ほどの答弁で市駅周辺再整備基本計画を策定するということですが、これまで市が策定してきた市駅周辺再整備ビジョンやその具体化を図るための将来イメージと何が違うのか、またビジョン策定から4年以上経過をして、ほとんど整備内容が決まっていない中で、この基本計画を策定するということになるわけですが、どのようなものになるのかお伺いをいたします。

また、昨日、堀井議員の質問に対しての答弁で、8月25日の連絡会議の中で府民センターが③街区に移転し、跡地に国・市の合同庁舎を整備する方向で進めることを確認したとなっていますが、当初の計画から府は抜けてしまっているわけです。「一度あることは二度ある」ということわざありますように、この先、国も途中で抜けることも当然、考えられるところですが、今度はしっかりとした確約のようなものが取れているのか、また確約のようなものがあるのであれば、何か具体的なことを、この基本計画に盛り込むことができるのかをお伺いいたします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 今回、策定しようとする枚方市駅周辺再整備基本計画は、枚方市駅周辺再整備ビジョンの具体化、実現化に向け、各街区のまちづくりにおける概算事業費や最適な事業手法、進め方などを取りまとめるためのものであり、その後の都市計画手続きにつなげていく考えでございます。また新庁舎整備の件につきましては8月下旬に開催した連絡会議において、国・府と確認しました基本的な考え方を基にに⑤街区に国・市による合同庁舎を整備する方向で検討を進めることを確認したものです。

◯八尾善之議員 いや私に聞いてるのは確認をしたんじゃなしに、確約が取れてるか否かをお聞きしてるわけです。簡単な事をお聞きしてるんだと思うんですけども、部長では曖昧な答弁しかできないというのであれば、この件は後で最高責任者にお伺いしたいと思います。…(略)…

(略)

◯八尾善之議員 …(略)…また先ほど合同庁舎整備についての質問で、担当部長からはこれまでと同じように国・府と確認したとだけの答弁でありましたが、これでは納得している方は誰もいてないと思います。確認のため、もう一度確約が取れているか否かをお伺いいたします。もし書面などでの確約がないとしても、本当にこのまま突き進むという考えなのかもあわせて市長にお伺いをいたします。

◯伏見隆市長 市駅周辺再整備におきましても、市民が健康で生きがいを持って生活できるまちづくりの視点や本市の財政状況、民間アドバイザーの提案、助言などを踏まえ取り組んでいきます。先ほどの部長が答えました通り、国・府・市でその方向性が有効であることを確認したものであります。合同庁舎化につきましては、市駅周辺等活性化推進部長がこれも先ほど答えましたようにですね、国・府と確認した内容を踏まえて進めていきたいと考えております。

◯八尾善之議員 今の市長の答弁でも、ほんとにごくごく簡単な合同庁舎整備について国・府との確約が取れてるか否かをお聞きをいたしましたが、はぐらかしてお答えがいただけないとは非常に私自身、憤りを感じております。このような確約的なもののない中で、いつまで他人のふんどしで相撲とるようなことを考えておられるのか、本当に理解に苦しみます。最終的には、市単独で新庁舎を建設しなければならないことも十分あり得る話であります。だからこそ、これまで要望として発言し続けておりますが、大きな負担を次世代に残さない。また将来も含め、市民の安全安心を守る観点からも早期の実現可能な市駅周辺再整備における連鎖型のまちづくりにはまず新庁舎整備を総合芸術文化センターとの合築により先行すべきであると強く、また申し上げておきます。…(略)…

平成29年9月定例月議会(2017年9月15日)
↑見出しへジャンプ

岩本議員

八尾議員の質疑を聞いていれば「大阪府が抜けた理由」を問うても回答がないのですから、この部分の質問を削除できたでしょう。八尾議員の質問が15日に行われた後、岩本議員は休日と祝日を挟んで19日に質問するのですから、作業の時間はあったでしょうし、他の質問に時間を割けたはずです。

合同庁舎にするメリットがなくなったのではないかとの質問に、(現時点では示せないが)メリットを明らかにするそうです。そんな説明を何のためらいもなく、市民の代表である議員に説明できる神経が理解できません。

岩本議員は市長にビジョンを示すよう求めています。伏見市長は理念を示していますが、残念ながらビジョンも、プロセスも示せるスキルがないように思います。2017年1月4日に伏見市長が職員に年頭メッセージで「挑戦」するよう指示していましたが、以下のツイートにあるように、ビジョンを示せない伏見市長の下で働く職員はきっと辛いでしょうね。

市長のビジョンが明確。やりたいことが分からない市長の下で働く職員はとてもしんどいもの。

「観光はやらない。無いものは無い!」と、トップがここまでわかりやすく言うのは、勇気がいる。... https://t.co/zV91HOtGo5

— くろせ雄大 堺市長には永藤ひでき (@KuroseYudai) 2017年8月19日

伏見市長の市政運営は積極的な情報公開を謳う反面、普段の動きを見せません。そして、ある日突然、決定事項をプレスリリースで公表するというやり方をしています。

◯岩本優祐議員 おはようございます。私で16番目と言うことで、項目も内容もですね、前に他の議員の方、されてることもありますけども、私なりの観点から聞いていきますので、よろしくお願い致します。今回ですね、一般質問の機会をいただきましてありがうございます。通告に従いまして順次、質問して参ります。

まず1番目、枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備の検討について。

8月31日に報告のありました枚方市における国・府・市有財産の最適利用における基本的な考え方についてでは、北河内府民センターは③街区への移転をしていく方向で基本的な考え方を整理されたとのことでした。これまで⑤街区において国・府・市による合同庁舎化を進めてきたと思いますが、今般、なぜ府だけが③街区に移転することになったのかお伺いします。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 1.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備の検討についてお答えいたします。先月8月25日に開催いたしました枚方市における国・府・市有財産の最適利用推進連絡会議において、府民センターは③街区に移転し、その跡地に国・市の合同庁舎を整備する方向で進めることが市民、府民の利便性の向上、賑わいの創出、定住促進及び回遊性の向上、防災リスクの分散、跡地利用による⑤街区の円滑な整備、必要経費の削減など国・府・市有財産の最適利用、効率的なまちづくりの観点から有効であり、検討していることを確認したものでございます。

◯岩本優祐議員 これから2回目の質問に移っていきます。

まず1.市枚方市駅周辺再整備新庁舎整備の検討について。

府民センターが③街区に移転する理由を答弁されましたが、府民センターが③街区に移転し、その跡地の⑤街区に国・市の合同庁舎化を進める結果、⑤街区の合同庁舎は市庁舎と枚方税務署だけとなり、当初の国・府・市の計画からかなりトーンダウンしたと言わざるを得ません。また府民センター跡地の売却についても確約がなく、不透明な部分があると思います。市民の利便性の向上や建築費、維持管理費の軽減などの合同庁舎化のメリットがなくなっていると考えますが見解を伺いします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 府民センターが③街区へ移転することで防災面のリスク分散、災害時に活用できる緑地広場の整備を図ることや市役所分館の仮移転が不要となることをはじめ、まちづくりに要する経費の削減につながるとともに、⑤街区にレジデンスを整備できるなど、⑤街区の円滑かつ早期の整備に大きく寄与するものと考えております。また新庁舎と枚方税務署との一体整備により、市民生活の利便性が向上すると考えております。今後、枚方市駅周辺再整備基本計画を策定していくなかで、整備手法や場所など広い視野を持って概算事業費などの項目について比較検討を行い、本市にとってメリットを明らかにしていく考えでございます。

◯岩本優祐議員 御答弁で府民センターの③街区移転のメリットを示していただきましたが、数字の詳細や議論の過程が私たちに十分示されておらず、防災面でのリスク分散や経費の削減など、本当にそうなのか疑問に思うところです。

さて③街区に府が移転し、⑤街区で国・市と合同庁舎化を進めていく場合に、その他の街区を進めた市駅周辺全体の再整備の進め方をどのように考えているのでしょうか。また今後議論を深めていく過程において、具体的な数値などの根拠を示して市民に対する説明など、透明性を保ちながら進めることも重要と考えますが市の見解を伺いします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 ①から⑤街区の地域特性や事情等によって進捗は異なる状況ではありますが、枚方市駅周辺再整備ビジョンの具体化、実現化に向け、各街区のまちづくりにおける概算事業費や最適な事業手法、進め方などを取りまとめた基本計画を平成30年度に作成していく考えでございます。また策定にあたりましては必要に応じ、議会への報告や市民説明会などを行ってまいります。

◯岩本優祐議員 平成25年3月に市駅周辺再整備ビジョンを策定してからかなりの時間を費やして、この間、様々な議論がなされてきましたが、本来なら既に実行の段階に入っていてもおかしくなく、ビジョンを早期に具現化することが重要であると考えます。これまでに市駅周辺再整備に関して、外部団体との協議会や協定及び審議会などの各種会議体が多数、設置されてきましたが、再整備のスピードを上げていく必要がある中で、なぜ枚方市駅周辺再整備計画基本計画の策定に際し、民間アドバイザーから提案や意見を聞く必要があるのでしょうか。

◯市駅周辺等活性化推進部長 本基本計画を作成するにあたり、より実現性を高めていくために市街地再開発事業など類似事業の経験のある民間アドバイザーに対し、事業を行う側の視点から提案助言を求めるものであり、市駅周辺再整備をできる限り早期に実現できるようスピード感を持って取り組んで参ります。

◯岩本優祐議員 意見としてですね、民間アドバイザーについては今更と言う思いが強いです。もっと前の段階、ビジョンを策定時などにある程度聞いておくべきだったと思います、ここで今回ですね、民間アドバイザーにダメと言われたことはひっくり返るかなと思うと、いろいろ疑問が湧いてきます。いずれにしても前向きな提案助言を受けられるようにしていただきたいと思います。

また説明で、民間アドバイザー側のメリットとして、市の方向性を知れるという話もありましたが、入札等にあたっては民間アドバイザー以外の業者も同条件で公平性、公正性がしっかりと確保されるように慎重に進めていただくことを強く要望します。

さて枚方市駅周辺再整備についてスピード感、スピード感と言うものの、この1年間、市長が就任してから2年になりますが、正直、動きがあまり見えてきません。府が抜けたという動きはあったかもしれませんが、動きが見えません。今回、メリットの答弁もありましたが、府が抜けた段階でそもそもの前提が崩れてると思います。私は正直、ゼロベースで考えても良いと思っています。なぜ⑤街区に固執されているか分かりませんが、そこはグレても良いと思っているわけです。ビジョン策定から4年経ち、駅前の条件も少し変わってきている中で、⑤街区ありきではなく、④街区での建て替え、③階区への移転も選択肢として、私はあると思います。時間はかけていられませんが、場所ありきではなく、50年、100年の将来にわたって今一度、枚方市駅前全体がどうあるべきか、市長がしっかりとビジョンを示していただき、共有いただきながら取り組みを着実に進めていただきたいと要望しております。…(略)…

平成29年9月定例月議会(2017年9月19日)
↑見出しへジャンプ

大塚議員

このまま市が納得できる説明が行われなければ、市役所の位置に関する条例の改正議案を10人以上の反対で否決されるかもしれません。むしろ、大塚議員が指摘しているように、枚方市がのろのろ進めている間に、先に大阪府が③街区に府民センターの移転を決めてしまいそう。

◯大塚光央議員 …(略)…次に、枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備についてお尋ねをします。

この件につきましては、すでに堀井議員、野口議員、丹生議員、八尾議員、岩本議員との間で質疑が行われています。聞いていますと部長の答弁はほとんど同じフレーズの繰り返しで、同じ答弁をいただいても意味がないので切り口を変えて質問をさせていただきます。まず1回目では次の2点についてお伺いをいたします。

まず庁舎の位置、地方自治法の言葉で言うと「事務所の位置」ですが、これを決めるために必要な法的な手続きや要件について再度、確認の意味でお尋ねをします。

次に、先の議員への答弁では、本市と国と府が8月25日の連絡会議において、府民センターを第③街区に移転し、その跡地に国・市の合同庁舎を整備する方向性を確認したという事でしたが、その確認をしたのは誰なのか、出席した会議の構成職員なのか、市長なのかお尋ねをします。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 2.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備についてお答えします。庁舎の位置に関する手続きに関しましては、本市における庁舎の位置は市役所の位置に関する条例で定めております。また位置を変更する際は地方自治法第4条で「地方公共団体は、その事務所の位置を定め又はこれを変更しようとするときは、条例でこれを定めなければならない。」と規定され、また「事務所の位置を定め又はこれを変更するに当つては、住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係等について適当な」配慮を払わなければならないということと「議会において出席議員の三分の二以上の者の同意がなければならない」と要件が規定されております。

また8月25日の国・府・市有財産の最適利用推進連絡会議における本市にかかる内容については、庁内委員会である枚方市駅周辺再整備活性化推進委員会を通じて、本市としての意思確認を行った上、本会議に臨んております。本市から私、市駅周辺等活性化推進部長をはじめとする当部の職員と財務職員が、また国・府においてもそれぞれ担当職員が会議に出席し、方向性を確認しております。なおオブザーバとしてUR都市機構にも参加していただいております。

◯大塚光央議員 …(略)…次に、枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備について2回目以降の質問をさせていただきます。

御答弁の通り、地方自治法第4条は市役所の位置は条例で定め、その条例の制定や改廃には議会で3分の2以上の賛成が必要です。なぜかといえば、それだけ大切なことだからです。そして枚方市の市役所の位置に関する条例では、本市役所の位置は枚方市大垣内町2丁目1番20号だと定めてあります。市長の独断で大垣内2丁目15-1、これは⑤街区の北河内府民センターの住所ですが、この住所やまた枚方市新町2丁目だとか、そんな住所に変更できる権限はありません。

新庁舎のプランを公表し、理由を説明し、市民の意見も聞き、そして議会でも十分審議し、最終的には条例が議決をされて初めて、市役所庁舎の位置が決められるわけです。何か具体的な作業に着手するなら、少なくとも基本的な方向性について事前の議論、合意形成が欠かせない事柄なのではないでしょうか。そういうことをわかっていたら、国や大阪府に対して北河内府民センターが移転した跡地に、大阪府抜きで市と国の合同庁舎を建てる方向性を、なぜいま確認をできるのか極めて疑問です。その案は庁内である程度、議論されたのでしょうか。

市議会には前もって示されましたか。少なくとも議会には今回が初耳だというに思います。疑問もいっぱいあります。だから今議会での質疑でも賛成をされる意見は少しも出てないわけです。3分の2の賛成を得ることができる状態だというふうに思われますか。事前検討、合意形成がまったくなくて、このように重い方向性をよく決められていかれたなというふうには本当に驚きます。

こんな状況で仮に大阪府が北河内府民センターを第③街区に整備するための市街地再開発事業を平成30年度に京阪電鉄ともに開始したら、抜き差しならない事態にならないでしょうか。北河内府民センターの移転用地費用は現金か、市が所有する用地と交換という形か、その方法はわかりませんが、いずれにしても枚方市が負担するわけです。大阪府にとっても、センターの移転財源の確保や跡地処分の方法については府議会や府民に対する最も重要な説明事項でしょうから、鍵を握る枚方市にふらふらされたら困ると思います。この点について見解を伺います。

◯市駅周辺等活性化推進部長 市駅周辺の再整備については、枚方市駅周辺再整備ビジョンの策定段階から議会に対してご報告、ご説明を行ってまいりました。5月には検討状況のご説明をさせていただいております。今回、国・府・市の連絡会議におきまして、府民センターを③街区へ、国・市による合同庁舎化を⑤街区で進める方向について、その有効性が確認されたことを受け、議会にご報告させていただきました。今後も適宜、議会への報告、ご説明を行ってまいります。

また市駅周辺再整備については、過年度から庁内委員会を設置し、検討を行なっており、国・府・市の会議で確認した内容については、都市経営会議で確認しております。今後は引き続き、枚方市駅周辺再整備ビジョンや今回、国・府・市で確認した内容を基本としながら、基本計画を策定していく中で実現可能性のある整備手法、場所など幅広い視野を持って検討して参りますととも、国・府・市の連絡会議を通じ、連携を図りながら進めてまいります。

なお一般的に、市街地再開発事業に参加する権利者が地区内への再開発ビルへ移転する場合でも、地区外への移転の場合でも、移転先の持分については権利者の所有する土地と建物の現在価値分を基本に考えるため、差異は生じません。市駅周辺の再整備については本市がイニシアチブをとりながら確実に進めてまいります。

◯大塚光央議員 答弁ありがとうございます。大変分かりにくい、何をおっしゃったかわからないですけども、基本計画が示されたその段階でも議論したいと思ってます。

最後、もう1点ですね、お尋ねします。今回、示されました考え方で市駅周辺整備を進めるとなると最も大切な第④街区には芸術文化センターも市庁舎も言わば、再整備の核となる公共施設がまったくありません。いわば民間事業者への丸投げなのではないかと思ってます。先の答弁では、府民センターが第③街区へ移転することで、第⑤街区に若年ファミリー層の定住人口の増加や財源確保を図るためのレジデンス、住宅機能ですね、これを整備することをメリットと挙げられております。今後、第④街区の整備内容に関して民間事業者の意見を聞いていった際、民間事業者の見解が駅前マンションのような住宅整備をいらないと第④街区の再整備は実現性を持たない、いうようなものだった場合、主として第④街区の整備計画に住宅機能導入を織り込む考えがあるのかお尋ねをします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 ④街区における再整備については、ビジョンを基に民間活力の導入による公園広場機能を生かした居住、商業、業務機能等の複合的な土地利用を目指しておりますが、今後、基本計画を策定していく中で④街区を含む各街区へ導入する都市機能や整備を要する事業費、進め方などについては市場性や現実性など、民間アドバイザーからの助言、提案などを通じ検証しお示しして参ります。

◯大塚光央議員 答弁を聞く度に分からなくなるんですけどもね、結局、このまま進むとですね、第③街区にも第④街区にも第⑤街区にもマンションばかりが建って、いわゆる不動産デベロッパーやゼネコンがだけが儲けて終わりと、そういった枚方市駅周辺再整備で終わってしまうのではないかと心配をしております。

大変な苦労で育てて来ました枚方まつり、今もオクトーバーフェストが行われてますけども、大規模で街の活性化に必要なイベントだと思ってます。そうすると、どうしても大きな音が発生をします。そのためのイベント空間を確保するためにも、第④街区に住宅建設を誘導することは絶対に避けるべきだと私は思っています。枚方市駅周辺再整備と活性化には、しっかりとしたゾーニングがなければならないということを意見を申し上げておきたいと思います。…(略)…

平成29年9月定例月議会(2017年9月19日)
↑見出しへジャンプ

* 会議録が公開されていないため、発言内容は筆者による文字起こしによるものです。過不足や聞き間違いなどを含む場合があります。

inserted by FC2 system