平成29年6月定例月議会一般質問

2017年7月5日に録画映像が公開されました。例によって会議録が公表されるまで半年ほどの期間がかかるようなので、関心の高そうなテーマを文字起こししました。

なぜ筆者が文字起こしをしているかというと、一つ目の理由は音声が聞き取りづらいからです。録画映像は音声のゲインが小さく、特に、市長や理事者などが答弁するときは起立するため、どうしても口元はグースネックマイクから離れてしまいます。それに、マイクは業務用とは思えないほどの電磁的なノイズを拾います。これにより、さらに聞き取りづらくなっています。収録音声が小さい問題は、どうやら一部の議員が再三にわたり改善するよう事務局に要望しているようなのですが、(財政難なのか何なのか)事務局は設備を更新しません。

もう一つの理由は、複数の質問項目を同時並行で答弁させる議事の進行形式により、聞き手には内容の把握が煩雑だからです。ベッドタウンに住む有権者にとって、すべての動画を視聴する時間を確保するのは現実的に困難です。頭出しをしやすいようにインデックスをつけることもないので、聞き手への気配りなどお構いなし。

そこで、短時間で効率的に内容が把握できるよう文字に起こして、質問と答弁の掛け合いをわかりやすく編集し、読者の皆さんに役立ててもらおうと考えたのです。

目次

枚方市駅周辺再整備

新しい市役所の建物を⑤街区と③街区のどちらに建てるかという話です。藤田議員は、枚方市と大阪府との協議で何が起きているのかがわからず質問したのですが、答弁では京阪ホールディングスから提案を受けたことや大阪府が③街区に庁舎を移転を検討していることといった、報告に記載されていた説明を繰り返しています。

◯藤田幸久議員 …(略)…枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備であります。そこでまず、初めに先の総務委員協議会でも説明がありましたが、枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備について、改めてお伺いをいたします。

本年3月開催の全員協議会の中で、中間まとめでは「総合的に検討した結果、引き続き、⑤街区での国・府・市による合同庁舎化」で「新庁舎整備の検討を進めるために、国・府との協議を早急に進めてい」くとあり、疑うことなく⑤街区からの再スタートであると認識をしておりました。

ところが、総務委員協議会では合同庁舎の整備については「⑤街区における再編の検討を進めて」いるが、「北河内府民センターの庁舎に関しては、ファシリティマネジメントや市が描くまちづくりの観点から、③街区への移転も視野に入れ、幅広く検討を行うことについて大阪府と認識の共有を行いました」と示されております。

この表現ぶりに大変驚きました。「③街区への移転も視野に入れ」とは、具体的にはどういうことなのでしょうか、お聞かせください。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 1.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備についてお答えいたします。「③街区への移転も視野に入れ検討」との意味についてですが、大阪府におかれましては、昨年度に設置されました府ワーキンググループでの議論等を踏まえ、本市及び大阪府において、まちづくりをより円滑に進めるため、⑤街区での国・府・市による合同庁舎化に加え、区民センターの③街区への単独移転も視野に入れ、幅広く検討しているということであります。

◯藤田幸久議員 …(略)…国・府・市の合同庁舎によるワンステップの市民サービスが市民に提供できる、⑤街区でのメリットを期待しておりました。ところが昨年12月のワーキンググループでは、⑤街区から③街区の変更案が浮上、しかし3月の全員協議会では⑤街区に戻りました。が、しかし5月の総務委員協議会では「区民センターは⑤街区から③街区への移転も視野に」とあり、この半年間で5から3、5、3、二転三転。まるで伏見市長の市政運営が5・3、誤算だらけのように感じてまいります。

信頼は損なわれ、市民の不信、混乱は深まる一方です。私ども議会も、府と市との間でどのような議論がなされているのか全くわかりません。このような対応についての、市の見解をお聞かせください。

◯市駅周辺等活性化推進部長 新庁舎整備については枚方市駅周辺再整備ビジョンを踏まえ、平成26年度より⑤街区の国・府・市による庁舎の一体整備に向けた検討を行っています。

一方で、昨年度に京阪ホールディングス株式会社よりご提案がありました③街区案が本市の重要課題である定住人口の促進に資する可能性があることなどからその検討を行ったところですが、中間報告の通り⑤街区での合同庁舎化の検討を進めていくことを改めてをお示ししました。

本市としましては、現在⑤街区での新市庁舎整備の実現に向けて検討を進めているとこであり、出来る限り早い時期に本市の方針をお示しする考えです。

◯藤田幸久議員 それでは、改めて現時点における新庁舎整備に対して、市はどのように考えておられるのか、見解をお聞かせください。

◯市駅周辺等活性化推進部長 本市としましては⑤街区での国・府・市による合同庁舎化を基本として検討を進めているところですが、大阪府におかれましては、これまでの協議を踏まえ、本市のまちづくりに協力いただけれると確認しており、仮に区民センターが③街区に移転したとしてもその跡地を活用できることで本市の仮設庁舎が不要となることや国・市有財産の最適利用による庁舎整備がスムーズに行えることなど、本市のまちづくりの実現にはメリットがあるものと考えており、引き続き府・市の協議を深めて参ります。

◯藤田幸久議員 では最後に、駅周辺整備の全体として①街区、②街区についてはどのように考えておられるのかお聞かせください。

◯市駅周辺等活性化推進部長 現在、主な地権者や地域の特性、まちづくりの方向性などを踏まえ、①から⑤街区に区分けしていますが、各街区の地権者の機運であったり、まちづくりを進めるに際しての課題など、事情が異なる状況であります。

そのなかで本市としては、財政状況や各街区の事情などを踏まえ、連鎖的なまちづくりを進めていく考えであり、まずは③街区や新庁舎の早期実現に向けての⑤街区、合わせて(仮称)総合文化芸術センター整備に伴う④街区のまちづくりに取り組みながら、地権者が多い①街区、②街区については平行して機運の醸成を図るなど、まちづくりを進めていく考えであります。

◯藤田幸久議員 府民センターが③街区への移転を視野に入れているとのことですが、市長が肝いりで大阪府から招聘した担当部長の動きもどうであったのであったのでしょうか。疑問に感じます。

また、その担当部長も出鼻をくじかれたのではないでしょうか。ところで、先日から新聞報道にもありますが(仮称)総合文化芸術センターが平成32年度に完成し、平成33年度にはグランドオープンする予定であります。そうしますと、いよいよこれを皮切りに連鎖型の市駅周辺再整備が本格的に動き出すことになります。いままでの様な停滞による時間のロス、空白期間を作ることは市民サービスの観点からも、今後、絶対に許されません。

伏見市長にとってもこれからが正念場です。ぶれることなく市長の手腕を十二分に発揮していただき、国・府と連携、協力して市駅周辺再整備推進の重要ポイントである、新庁舎の早期完成に全力で取り組んで頂きますよう要望いたします。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月19日)
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この時期に及んでもまだ八尾議員は、市役所の本庁舎と文化芸術施設のどちらを早く建てるべきかについて言及しています。「質問に答えていない」とか「やる気のなさ」とか「直接、市長に質問したいところだが、明確に回答してくれないので次回」という部分は口癖です。建設的な議論に持ち込もうとしない八尾議員の姿勢は、さすが民進党。

まだ連鎖型のまちづくりの計画を議会に示せる段階ではないことは確かですが、完成時期を示していないのでスケジュールが遅れているわけではありません。

大阪府が③街区への庁舎移転についても検討していること、北河内府民センターを大阪府ファシリティマネジメント基本方針(大阪府公共施設等総合管理計画)に基づいて建築後70年以上で更新していくように長寿命化を図らなければならないことに関しては、喚き騒いでいても仕方がありません。時間の無駄です。それは相手(大阪府)の話なので、枚方市のまちづくりに協力してくれることを確認できているなら、妥協してくれるものと考えて次の議論を進めたほうが良いでしょう。

委員協議会での議論が途中で切れてしまうような機構改革をするなら、政治家として根回しをしておけば良いでしょう。このことからも、伏見市長の市政運営はよく考えずに実行されていることがわかります。

◯八尾善之議員 …(略)…まず、枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備の状況についてであります。本市における重要課題である人口減少への対応、市の魅力をアピールする市の玄関口の再整備がこれからどうなっていくのか、非常に危惧いたしておるところであります。

なぜなら、これまで私は市民の安全安心を守る観点から、市駅周辺の連鎖型まちづくりにおいて、まず新庁舎の整備を先行すべきであると申し上げてまいりました。それにもかかわらず、市ではかたくなに市駅周辺整備の第1弾が(仮称)総合文化芸術センターとして進められ、実際に基本設計も終え、大々的に広報ひらかたにも掲載された状況にあります。

(略)

国・府・市による会議を平成26年12月に設置をし、新庁舎の整備は⑤街区で検討を続けていたにも関わらず、昨年度には③街区での検討を行うなど、このままでは市長が言うスピード感を持って本当に整備が進んでいくのかと不安でたまりません。

さらに市はこの間、大変多くの検討組織を設置をされていますが、その成果が一向に見えてくる気配を感じることができないのは私だけではないと思いますので、まず市駅周辺再整備に関する各種会議における現在の取組状況についてお伺いをいたします。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 枚方市駅周辺再整備及び新庁舎の整備の状況についてお答えいたします。

今年度における枚方市駅周辺再整備に関する各種会議における取り組みといたしましては、まず③街区における再整備に関する土地利用計画や整備手法等の協議、検討する場として設置致しました枚方市駅東地区再整備検討協議会において、大阪府住宅供給公社や京阪ホールディングス株式会社と昨年度に引き続き個別に協議を進めながら、6月に会議を開催し、土地利用の検討を行っているところです。

また昨年10月に締結いたしました京阪ホールディングス株式会社、株式会社ソウ・ツーとの三者協定におきましても、事務責任者会議を6月に開催し、主に④街区の整備に向けた意見交換を行うなど、具体化に向けた検討を行っております。

さらに平成26年度に立ち上げました、国・府・市有財産の最適利用推進連絡会議を4月に開催し、国・府・市のまちづくりに協力してもらえること、また府民センターの庁舎に関しては⑤街区と合わせ、③街区も視野に入れ、幅広く検討を行うことについて認識の共有を図ります。

◯八尾善之議員 …(略)…それでは新庁舎整備に関してお伺いをいたします。

先ほどのご答弁で国・府が市のまちづくりに協力してもらえること、また府民センターは⑤街区と合わせ、③街区も視野に入れている状況であるということが確認が出来ました。しかしながら、私は府の担当部より府民センターは大阪府公共施設等総合管理計画に基づき、70年以上の使用目標としている施設で、現時点では今後約30年間は使える施設だと直接お伺いをしております。そうしたなか、府が③街区へ移転も視野に入れているということは、よほど府にとってのメリットがないと検討などしないのではないかと思っております。

そのような状況になって市の思い描いている⑤街区での合同庁舎建設に向け府に対して、この間こちらの提案に積極的な協力がいただけるような協議が行われたのか、またその内容についてもお伺いいたします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 大阪府に対しましては、本市のビジョンを基にまちづくりの考えなどを説明しております。

また、大阪府におかれましては、これまでの協議を踏まえ、本市のまちづくりにご協力いただけると確認しており、その上で仮に府民センターが③街区へ移転する場合においての府・市のメリットなどについて、引き続き協議を深めて今後の方針に反映していく考えでございます。

◯八尾善之議員 ただいまのご答弁では、早期の⑤街区で合同庁舎建設への積極性が残念ながら感じられませんでした。

新庁舎整備について府との協議が進んでいると繰り返しお聞きはするのですけども、実際には平成25年3月にビジョンを公表してから既に4年が経過をしていますが、現在までに市駅周辺再整備のまちづくりとして、協議は幾度となく重ねられていますが、実際に進んでいるのは市民会館の建て替えだけで、その後の計画が全く示されないなかで、市が描いている連鎖型まちづくりが頓挫するのではないか、もう一歩踏み込んで言えば、市民会館の建て替えだけでとりあえずいいかと考えてるように思えてなりません。

そのようなことを払拭するためにもこの市駅周辺再整備の実現に向け、市はどのような考えでおられるのか、そして既に駅周辺再整備は市民会館の建て替え等で進行をしているわけですから、市が行わなくてはならない整備に関わる事業費は総額どれぐらいを見込んでおられるのか、またその財源と完成時期を何年後と考えているのか、将来世代に大きな負担を残さないためにも見解をお伺いをしておきたいと思います。

また当然、市単独で行えるような事業ではありませんので、財源につきましては国・府などより、どの程度補助金などを見込まれているのかも合わせてお伺いをいたします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 主な地権者や地域の特性、まちづくりの方向性などを踏まえ、①から⑤街区を設定し、各々の事業化に向けた検討を進めているところです。

まず、③街区については駅前広場の拡充や民間活力による複合的な土地利用を促進していくため、関係地権者などと連携し、平成30年度の都市計画決定を目指してまいります。

また⑤街区については、④街区と合わせて合同庁舎の整備や公有地の最適利用による居住機能等の立地促進を行っていく考えであり、中間報告では最短のスケジュールとして平成31年度の都市計画決定としており、引き続き国・府など関係者との検討を行ってまいります。

そうしたなかで本市としましては、財政状況や各街区の事情などを踏まえ、連鎖的なまちづくりを効果的、効率的に進めていくため、現在その整備手法や財源確保の方策などについて検討を進めている状況です。市駅周辺再整備の全体的な進め方と合わせて必要なる事業費については今後を示する考えでございます。

◯八尾善之議員 今の答弁では、私の質問に対して明確にお答えになっていないと思います。お伺いしたのは、市民会館の建て替えだけが進んでいるだけで、後のことが全く見えてこない。そういったことから、この市駅周辺再整備をいつ完成するのか、それに市としてやらないといけないことはどれだけの財源が必要なのかと、単純なことをお聞かせいただきたいというのに具体的なものが示されませんでした。

議会としても、これまで市駅周辺再整備につきましては総務委員協議会と建設環境委員会の場で議論をされていたかと思います。市駅周辺再整備については、市の最重要課題と認識を共有しているはずでございます。しかし、機構改革という市の都合で組織再編成が行われ、この案件については新組織である市駅周辺等活性化推進部で行われるようになったことにより、建設環境委員協議会では案件として報告されず、総務委員協議会のみで報告をされました。

本件については重要課題であるなかで、なぜこれまでと同じように協議が行われなかったのか、お伺いいたします。また今後、どのように議会への報告がなされのかも合わせてお伺いをしたいと思います。

◯市駅周辺等活性化推進部長 今回は4月以降の経過と今後の予定の報告にとどまるため、当部の所感である総務委員協議会において報告を行いました。今後、市の方針をお示しする場合など、内容によっては全員協議会を開催していただき、お示していく考えであります。

◯八尾善之議員 市駅周辺再整備については、現在(仮称)総合文化芸術センター整備に向けた取り組みだけがどんどんと進んでいる様な感じがします。

一方で、その他の市駅周辺再整備に関する取り組みについては一向に見えていないなかで、例えば本市の玄関口の課題解消を図るための駅前広場の拡張整備についても、周辺の民間事業者と市とでは、その進捗にかなりの温度差があり、肝心となる市が何も考えていないということでは、その実現も非常に不透明であると言わざるを得ません。

またこの質問に際して、この間、市駅周辺再整備に関わっていただいている各種団体の皆様方に対しアプローチをおかけしております。まだ残念ながらソウ・ツー様、京阪ホールディングス様とはお会いできていないところではありますが、協議会へ参加をいただいている各種団体の方々が、市のこのような遅い対応、何も決められない態度で不満などをお持ちでないかと非常に懸念をしております。

⑤街区での取り組みについても、具体的な説明がなされなかったことなどを踏まえると、やはり連鎖型まちづくりの実現ができるのか、本当に疑問に感じます。このように市の取り組みが実際に進まない中で、平成32年度には現市民会館が移転予定となっておりますが、くどいようですけども、やはりここは庁舎も合わせて(仮称)総合文化芸術センターとの一体整備をすることで、⑤街区の活用を早期に実現することができるなど、実現性と時期という観点で大きなメリットがあると思いますので、現在の市の取り組みについては再度、見直しを強く求めておきたいと思います。

また議会といたしましても、市駅周辺再整備事業を早期に実現させるため、総合的かつ継続的に調査、検討を行い、解決の糸口を見出す議論がしっかりとできる特別委員会の設置をとの思いで、要望書を5月26日付けで議長に提出をさせて頂いておりますので、是非とも設置頂けるよう宜しくお願いをいたします。

また先ほど市駅周辺再整備に係る事業費や財源、また完成時期などをお伺いをいたしましたが、これについても残念ながらまともにお答えいただけませんでした。これでは市は何の計画もないまま、駅周辺再整備を市民に対してお示ししたのと同じではないかと思います。目標としていつまでに完成をさせるという意気込み、これくらいは財源として必要なんだといった、本当に初歩的なことをすら提示ができないのは、やる気のなさが露呈してる証ではないかと私自身、思っております。この状態が続けば目に見えない経費が湯水のごとく費やされる懸念が大いにあります。市長や理事者の方々がよくおっしゃっている、将来世代に大きな負担を残さないためにも、本来であればここで最終決定権者である市長に直接お伺いをし、その決意を含め、どのようにお考えなのか、ここを確認したいと考えておりましたが、いまお伺いしても明確にお答えが頂けないと思いますので、改めて次回市長にお伺いしたいと思います。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月19日)
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聞きたいポイントは同じだったようです。あまり中身のある質問ではありませんでした。

◯池上典子議員 …(略)…1.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備についてお尋ねします。

昨日、藤田議員からも同趣旨の質問がありましたが、私の方からも再度確認をしておきたいと思います。3月の中間報告では⑤街区での国・府・市による合同庁舎化による新庁舎の検討を進めるため、国・府と協議していくとしておりましたが、先日の総務委員協議会では府民センターは③街区の移転も視野に入れ、検討するとの報告を受けました。3月の報告以降、府は⑤街区での合同庁舎化の検討と合わせ、新たに③街区への移転も視野に検討するという理解でよろしいのでしょうか。

また、このことに対し、市はどのように考えているのかをお伺いしたいと思います。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 1.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備についてお答えいたします。

昨年度に設置されました府ワーキンググループでの議論等を踏まえ、本市及び大阪府においてまちづくりの円滑な推進を勘案しながら、⑤街区での国・府・市による合同庁舎化に加え、府民センターの③街区への移転も視野に入れ、幅広く検討しております。

本市としましては、⑤街区の国・府・市による合同庁舎化を基本として検討を進めているところですが、引き続き府・市の協議を進め、府民センターが⑤街区へ移転する場合のメリットなどを整理し、本市の方針を固めていく考えであります。

◯池上典子議員 …(略)…1.枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備について。

これは要望とさせていただきますが、府が③街区と⑤街区で検討されていることは理解しましたが、府民センターをそのまま使い続ける、また、仮に府民センターが③街区に移転する場合に、跡地を本市ではなく民間に売却してしまうことになれば市役所庁舎の移転は白紙に戻り、市役所跡地を市駅周辺再整備の種地として考えて、ようやく動き出した再整備の計画を再度ゼロベースで見直すことにもなりかねません。

本市の立場をしっかりとご説明いただき、跡地の活用も含め、引き続き国・府と積極的な協議を進め、早期に市としての方針を確かなものとして示して頂きますよう強く求めておきたいと思います。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月20日)
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内容は八尾議員と同じです。計画を示せていない状況だから、早く計画を示せと迫っています。こんなに長い例え話をするくらいなら、作業に取りかかれる時間を作ってあげてほしい。

民進市民議員団として特別委員会の設置を提案していますが、堀井議員の説明では必要性があるとは思えません。設置理由が不明瞭です。案件の重大さ、市民や議員にとっての理解のしやすさというなら提案は妥当なものではありません。これまでどおり常任委員会で議論すれば良いと思います。

◯堀井勝議員 まず1番目、枚方市駅周辺再整備((仮称)総合文化芸術センター建設及び市庁舎移転等)の諸課題について。

本市は平成25年3月に枚方市駅周辺再整備ビジョンを策定されました。また平成26年6月の総務委員協議会に総合文化施設整備計画を示されました。さらに平成26年12月に国・府・市の合同庁舎化に向けての三者協議が発足できたことを表明されました。以上3つの事業は市制施行70周年を迎えるなか、本市の将来にとって最も重要な課題であると思います。

計画策定から4年もの長きに渡りますが、その動きが一向に見えて参りません。それぞれの課題が現時点でどの程度進捗してんのか、お尋ねをいたします。…(略)…

◯市駅周辺等活性化推進部長 枚方市駅周辺再整備((仮称)総合文化芸術センター建設及び市庁舎移転等)の諸課題についてお答えいたします。

現在の市駅周辺再整備の取り組み状況としては、③街区については枚方市駅東地区再整備検討協議会を6月に開催し、土地利用の検討を行っているところです。

また④街区についても、土地活用について京阪ホールディングス株式会社、株式会社ソウ・ツーとの三者協定に基づく事務責任者会議を6月に開催し、意見交換を行いました。

新庁舎整備については平成26年度に立ち上げました国・府・市有財産の最適利用推進連絡会議を4月に開催し、国・府は市のまちづくりに協力してもらえることを確認し、また府民センターの庁舎に関しては⑤街区と合わせ、③街区も視野に入れ、幅広く検討を行うことについて認識の共有を図りました。

◯堀井勝議員 …(略)…市駅周辺再整備はビジョン策定以来、4年以上も経過しているにもかかわらず、③、④街区の土地活用について、今月になって事務責任者会議による意見交換を行ったということで、ご答弁いただきました。それぞれ、これまでに進めてこられた話の内容と、今回話し合われた内容がどのように違うのかお尋ねをいたします。

また、いずれにしましても、市駅周辺再整備を早期に進めるためには④街区にあるこの市庁舎、そして市民会館を同時並行して移設し、ここを種地としなければ進まないというように思いますが、どのようにお考えかお尋ねいたします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 三者協定に係る会議状況について、③街区については、昨年度は京阪ホールディングス株式会社と市による事務担当者会議で主に合同庁舎化の検討を行い、今年度はまちなか交流拠点の実現に向けた意見交換を行いました。④街区については、三者による事務責任者会議で、昨年度に引き続き、主に土地利用について意見交換を行いました。

また、④街区の整備については、⑤街区での新庁舎整備との一体的に市街地再開発事業での実施に向けた検討を行っているところです。

◯堀井勝議員 ③街区、④街区で行われてる意見交換は、それぞれいつ頃結論を出す予定なのか、お尋ねをいたします。

また、本市が作成した市駅周辺再整備ビジョンにおける①街区から⑤街区のまちづくりをするためには、概算で総事業費はどの程度必要なのか、また事業期間はどの程度かかるのか、総事業費をペイするためには何年かかるのか、お尋ねをいたします。

◯市駅周辺等活性化推進部長 三者協定については、広域駅前拠点やまちなか交流拠点での実現性のある検討を迅速に進め、早期に枚方市駅周辺の連鎖的な整備につなげることを目的としております。一方で、現在、平行して市駅周辺再整備を具体化するための市の方策について検討しているところであり、出来る限り早期にお示しする考えでありますが、その中でお示しするスケジュールに合わせて、三者協定に係る会議を進めていく考えです。

また、市駅周辺再整備ビジョンを基にしたまちづくりを具体化するための方策や事業期間、事業費や財源などについては、本市の財政状況や各街区の事業などを踏まえ、関係期間とも連携し、検討しているところであり、今後、お示しする考えです。

◯堀井勝議員 担当の部長さんのね、お答えを聞いておっても、なかなか分かりにくい。まだまだ、お尋ねしたいところでございますが、後の時間もございますので、次の機会に質問させていただくとして、ただ今のところ要望に留めておきたいと思います。

市駅周辺整備に関する会議と思われるものが5つ持たれていると思います。それぞれ会議の持つ内容では、総論では変わりなくても各論になると、当然のことながら色々の違いが出ているものと思いますが、私たちは当事者でないだけに行政の皆さんから、皆さんにとって都合のいいことだけを一方的にただ聞かされているだけのことと言うより私は認識してます。

また例えでは思わしくないですけども、例えれば枚方市が市民の皆さんに世界一周旅行しませんかという呼びかけをされているとしましょう。飛行機で行くのか、船で行くのか、どこの都市へ行くのか、その費用はどれだけかかるのか、宿泊は何日か、まあ言うたら何もわからない。そういうことで世界旅行を募集しておられるようなもので、言い換えれば、それぞれ中身が明確にされていない。この市駅周辺整備ではないかなと言うように私は思ってるんです。従って、これではね、私たちは正しい判断ができないと思っています。今後は、各会議でのそれぞれの言い分が判明できる情報開示をして頂きますように市長にお願いをしておきたいと思います。

また福留議長にもお願いがございます。

ただいまは市長をはじめ、行政の皆さんに要望させていただきました通り、枚方市駅周辺再整備及び市庁舎整備問題は本市の今後50年、100年にわたる大事業であり、まちの将来にわたる大問題であります。しかし、昨日から各議員がされている質問に対する答弁を聞いていても、なかなか理解しにくい。この重大事業、単に行政だけにお任せするんではなく、市民の信頼を受けて立法府に席を置く者として、市民の安心安全をはじめ、市政の発展と市民福祉の向上を図る責務を旨とする市議会がその役割を果たすことができないと思います。従ってこの重大事業に積極的に関わる特別委員会を設置していただき、40万市民のご期待にお応えできるようにお計らいをお願いしたいと思います。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月20日)
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ペット霊園

枚方市議会が国に対してペット霊園に関する法整備等を求める意見書(2017年6月26日)を提出することが決まっています。しかし、国会においては政局による無駄な時間ばかり消費されてしまうので、長い目で法整備を待つわけにもいかず、市で所要の整備を目指そうとする側面もあると思われます。

仮に条例が制定されてもさかのぼって適用できないので、今回の事案でひどい目に遭われた方々とは別のアクションにならざるを得ないでしょう。再発防止として提言できるかもしれませんが、まずは飼っていたペットへの対応で手一杯ではないかと思います。

このペット霊園に関する質問は、会派の垣根を越え、分担して質問が行われました。よって「誰が何を質問したか」ではなく、市の見解と今後の動きなどに注目して読んでください。今回の一般質問で示された市の見解をまとめました。

藤田議員は現場の状況を確認したようです。

◯藤田幸久議員 …(略)…ところで近年、終生飼養の精神から、家族同様のペットに対する葬儀や墓といった供養のあり方を生きているうちに考えるペットの終活が広がっております。どんな供養ができるのか悔いのないように考えたいというペットの死に対する飼い主の意識も変化してきており、動物の死後の取り扱い方にも目を向ける必要があるようです。その一つがペット霊園でありますが、先日、市内の霊園において無責任な経営者による大変心が痛む事態が発生をいたしました。一報を聞き、問題の現場に駆けつけてみますと、荒れ果てた惨状が目に飛び込んできました。再発防止の必要性を強く感じながら、ペット達へ供養の祈りを捧げました。市としてペット霊園の運営に関してはどのように考えておられるのか、見解をお聞かせください 。

◯環境部長 ペット霊園の運営に関しましては、ペットを家族同様に暮らしてこられた方のお気持ちに配慮した対応が必要であると思っております。今回はペット霊園の廃止時に起きた問題であり、このようなことを完全に防ぐことは難しいところもあると考えておりますが、今後、市としてなんらかの対応ができるよう、ルール化について検討を進めてまいります。

◯藤田幸久議員 是非とも今後、早急にルール化について検討を進めていただきますよう、要望いたします。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月19日)
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議案を提出するなら大したものですが、要望書を提出されても有権者へのパフォーマンスとしか受け止めようがありません。市はそう簡単に条例案を作成できるわけでもなさそうで、制定まで時間を要するでしょう。

◯広瀬ひとみ議員 …(略)…6.動物愛護とペット霊園についてです。

市内のペット霊園閉鎖問題に際し、本市では条例整備がなく、なんら指導ができない状況でありました。ペット霊園設置に関わるトラブルを事前に防ぐために、条例整備が必要ではないのかと議員団としても5月に要望書をお渡ししてきました。その後、どのように検討をされてきたのかお聞きします。…(略)…

◯環境部長 次に、6.動物愛護とペット霊園についてお答えいたします。

今回起きた事案につきましては、ペット霊園の廃止時の問題であり、このようなことを完全に防ぐことは難しいとは思いますが、市としてなんらかのルール化が必要であると考えております。具体的にどのような制度にするかにつきましては、他市の制度も参考としながら検討を進めてまいります。

平成29年6月定例月議会(2017年6月19日)
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木村議員は門外漢ではあるものの、再発防止について要望しました。

◯木村亮太議員 …(略)…まずはペット霊園についてでございます。

4月に市内のあるペット霊園が、利用者に十分な説明もなく突然閉鎖し、遺骨を掘り返し、放置されたままになっているという事態が発生し、この件が様々なメディアに取り上げられるなど、大きな問題となりました。

私もツイッターでお声掛けをいただきまして知ることになったのですが、これはペット霊園の事業者が利用者に対して配慮が全くなされてなかったことが一番の問題であったと考えております。

先ほど藤田議員からの質問に対しまして、また広瀬議員からの質問に対しまして、市としてルール化について検討進めるという答弁がございましたが、高槻市や箕面市、京都市など他の自治体では、ペット霊園の設置について条例で独自に規制しているところもあり、枚方市としてもペット霊園の設置者に対して、何らかのアクションができればよかったのではないかと考えております。

そこで、まず初めに市内におけるペット霊園の設置状況等についてお伺いをいたします。…(略)…

◯環境部長 ペット霊園についてお答えいたします。

市内におけるペット霊園の設置状況につきまして報道後、市で調査いたしましたところ、現在、市内で3箇所あることを確認しております。それらの運営形態といたしましては、民間の事業者が運営しているものが2箇所、墓地を経営する宗教法人が運営しているものが一箇所で、このうち民間事業者が運営している2箇所には火葬施設が併設されております。

◯木村亮太議員 …(略)…まずペット霊園についてなんですけれども、市内におけるペット霊園は3箇所であるということや運営形態の設置等の状況はわかりました。昨今のペットブームに伴いまして、今後も新たなペット霊園が設置されるといったことも想定がされます。こうしたなかで市としてルール化について検討を進めるということでしたが、具体的にどのような内容を考えておられるのかお伺いをいたします。

◯環境部長 ペット霊園事業に関しまして、その設置があたり市が事業者を把握でき、その設置場所や運営方法について制限することや、事業者が運営時に周辺環境への配慮を行うとともに、閉園時においても利用者への配慮を行うよう、他市の制度も参考としながらルール化について検討を進めてまいります。

◯木村亮太議員 これまでこのペット霊園について質問をされた議員や、これから質問される議員もいらっしゃいますけれども、私はこれまでどの動物に関連する政策について議会で発言したことはありませんし、動物関係の政策に詳しいというわけでもないと思っております。

ただ今回の件というのは本当にひどい話だなと思いまして、起こらない方が良いとは思いますし、ただ今回の件についてはやむを得ない部分もあるとは思うんですが、こういったことが二度と起こらないようにすることが大事だと思っております。行政としてやるべきこととして、関連条例を作ることや、担当や対応を決めるということ、そのようなことについて他の自治体の制度も十分に検討していただきまして、条例化も是非、進めていただきたいと思いますので、これは要望と致します。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月19日)
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各議員とも利用者への配慮の必要性を要望しました。

◯田口敬規議員 …(略)…続いてペット行政についての(1)ペット霊園問題について質問させていただきます。

先程来、皆さまからペット霊園に関する質問がございました。私も、今回のこの問題につきましては、ペット霊園を開設していた事業者が利用者に対して配慮が全くなくなかったことは問題であり、飼い主の方々の心情考えますと、大変残念なことが起こったと考えております。先ほどペット霊園事業に関して閉園時も利用者への配慮がなされるよう、他市の制度も参考にしながらルール化について検討を進めるとの答弁がございました。

初めに、大阪府内の自治体において、どのような規制がなされているのか、お伺いいたします。…(略)…

◯環境部長 次に、ペット行政についてのうち、(1)ペット霊園問題についてお答えいたします。

ペット霊園の設置に関して規制を行っている自治体は、大阪府内では高槻市、箕面市の2市でございます。規制に至った背景といたしましては、ペット霊園に設置された火葬炉からの煙ペット霊園の拡張に関する問題に対応するためと聞いております。またこの2市では、ペット霊に関する規制としまして、計画段階における事前周知や事前協議をはじめ、設置場所やペット霊園の運営、火葬炉の基準、そしてペット霊園開始時の措置などを規定しております。

◯田口敬規議員 …(略)…続きまして、ペット行政についてでございますけれども、ペット霊園問題でございますが、大阪府内では2市で規制が行われておりまして、その規制の概要はわかりました。主にペット霊園の運営時における、周辺環境への配慮が行われるよう規制がなされているようですが、こうした制度が今回の枚方市で起こった事案の未然防止に鑑みてどうなのか、見解を求めます。

◯環境部長 他市の制度ではペット霊園廃止時の措置などが規定されているものの、今回の枚方市で起こったような事案を完全に防ぐことは難しいところもあると考えております。しかしながら、ペット霊園の設置時や廃止時に経営者に対して行政指導が可能となっており、利用者の心情に配慮した対応を促すことは可能な制度となっていると考えております。

◯田口敬規議員 今後、市としてペット霊園に関してルール化について検討を進めていくとのことですが、制度化にあたりましては、ペット霊園の利用者の心情が配慮されるようなものでありますように要望いたしておきます。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月19日)
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自治会の加入率

自治会の加入率の「推移」はホームページで公表されていません。まず、推移を見てみましょう。

【自治会加入率、微増】
2017(平成29)年3月末現在の枚方市内の自治会加入率は前年より0.9ポイント上昇し、70.8%でした。(2009年と2015年の加入率は議会で質問されなかった) pic.twitter.com/VBAJnRaw4T

— 枚方市政を追いかける!(仮) (@hirakatawatch) 2017年5月23日

答弁を聞く限りでは、市はあの手この手で加入してもらおうと思って啓発をしていません。「毎年、少しずつ減少している」と言うだけです。

◯大橋智洋議員 …(略)…自治会加入率についてお尋ねいたします。

自治会は住民に最も身近な組織であり、地域が抱える課題の解決や住みよいまちづくりを進める上で必要不可欠な組織であると考えておりますけれども、最近では少子高齢化や核家族化等により人と人とのつながりが薄れ、自治会に加入されない方も増えてきているとお聞きをしております。こうした状況の中で、自治会運営に苦労されている方々のお声を多数お聞きしておりますが、現在の自治会加入率はどれくらいなのでしょうか。

また、自治会への加入啓発はどのように進めておられるのかについて、まずお尋ねいたします。

◯市民安全部長 6.自治会加入率についてお答えをいたします。

本市が把握しております自治会の加入率は、本年3月31日現在で約70.8パーセントであり、加入率は毎年、少しずつ減少しているのが現状でございます。

自治会への加入啓発の取り組みにつきましては、自治会の必要性や大切さを広く市民にPRするため、枚方市コミュニティ連絡協議会と連携し、啓発チラシやリーフレットなどを作成し配布するとともに、広報ひらかたやFMひらかたなどを通じまして、定期的に自治会の必要性を説明しながら、加入促進に努めているところでございます。

◯大橋智洋議員 …(略)…次に自治会の加入率について。加入啓発は行なっておられるということでありますけれども、残念ながらですね、加入率は毎年減少傾向にあるようであります。

加入率が上がらない原因の一つとして、自治会に加入するメリットがわかりにくいと言うことがあるのではないかと思いますが、本来であれば、こうした住民自治の中にメリット・デメリットという議論はそぐわないと思っておりますが、これもですね、時代の流れというところもあるのかなというふうに思っております。

例えば、泉佐野市では自治会への加入促進策の一つとして、自治会に加入しているすべての世帯にゴミ袋の無料配布を実施する新たな加入促進策をスタートさせているようでありますけれども、本市においても自治会加入率を抜本的にあげていくためには、泉佐野市のように自治会に加入するメリットを分かりやすく打ち出していく必要があるのではないかと思います。この点について見解をお尋ねいたします。

◯市民安全部長 自治会活動は目に見える効果だけでなく、日常の交流を通して、いざという時に助け合える関係をつくるなど、住みよい地域社会を作る上で大切な役割を果たしております。

こうした自治会の役割は、今後ますます重要になってくるものであり、本市といたしましても、自治会の必要性や大切さを広くPRしていくとともに、自治会の加入促進につきましては議員を示しの他市の事例調査も含め、地域の声も踏まえながら効果的な方策を研究してまいりたいと考えております。

◯大橋智洋議員 はい、ありがとうございました。

今日の時点では問題提起とさせていただきますけれども、もちろんですね、泉佐野の場合はゴミを出すこと自体が有料となっており、自治会員には無料のゴミ袋配布すると、そういう枠組みになっております。このため、これもしどこにするとなればですね、まずゴミ出しの有料化を行う必要があるわけですが、もちろんですね、有料化自体をしてもらいたいわけでは当然ないわけであります。

しかし自治会加入率は7割ということでありますけれども、おそらく実態ではもう7割を切っているのではないかと思います。調査の仕方が個別の世帯に確認するのではなくて、自治会ごとに数を報告していただく形になっているからであります。こうした危機的状況の中で本当の意味で住民自治を行うならば、それこそ受益者負担ということも踏まえて、そうした手法も検討、選択肢に入らざるを得ないのではないかと思います。

「自治会に入りたくないが、防犯灯はつけて欲しい」「自治会に入りたくないが、ゴミのネットはもっとええやつにしてほしい」こういう申し出も増えてきているこのご時世であります。当然、好ましいとは思いませんが、自治会活動を担っている方々のためにもですね、理念だけではなくて、そろそろ現実的な対策を検討する時期に来ているとも思います。他市の事例を参考に具体的な方策を検討していただくよう、要望をさせていただきます。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月21日)
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駐車場の有料化

受益者負担の考え方はおおむね市民に理解されているようです。料金設定も常識的な範囲で見直しされています。

◯池上典子議員 …(略)…2.来庁者利用者用駐車場の有料化の経過と現状についてお尋ねします。

平成28年3月に策定された枚方市行政改革実施プランでは、自主財源の確保と受益者負担の適正化、そして来場者利用者用駐車場の有料化の実施に取り組むとされています。このプランに沿って、昨年度は保健センターや市立病院、本庁舎駐車場の有料化を実施されましたが、この取り組みによる効果額について伺います。

合わせて、今後の駐車場有料化の取り組みをどのように進めていくのかお伺いします。…(略)…

◯理事 2.来庁者利用者用専用駐車場の有料化の経過と現状についてお答えいたします。駐車場の有料化による歳入効果額として、平成29年度当初予算で、保健センターは1047万9000円、市立ひらかた病院は2842万8000円、本庁舎駐車場は1501万2000円、合計5391万9000円となっております。

今後もプランで有料化の対象としている施設について、受益者負担や駐車場管理の適正化の観点を踏まえ、引き続き課題整理を行うなど検討を進めてまいります。

◯池上典子議員 …(略)…2.来場者利用者駐車場の有料化の経過と現状についてお尋ねします。

予算ベースではありますが、合わせて年間で5391万9000円の歳入効果額とのことです。それでは個別に、まず市役所本庁舎の駐車場についてお尋ねしたいと思います。市役所本庁舎駐車場は、今年1月に民間駐車場運営事業者による有料化での運営が始まり、半年ほど経過致しました。

来庁された方には60分などの駐車料金の無料の取り扱いをされておりますが、有料化後の駐車場の利用状況など現状について、また有料化実施後、利用者からどのようなご意見をいただいているのかをお尋ねしたいと思います。

◯総務部長 市役所本庁舎駐車場の利用状況につきましては、昨年、有料化前の駐車台数と有料化後の無料となりました駐車台数を月ごとに比較いたしますと、全体的な駐車台数は若干現象はしておりますものの、その減少幅は数パーセントに止まっており、市役所に用務で来庁をいただいた皆様には、概ね無料でご利用いただけているものと考えてございます。

また、有料化後は開庁時間帯におけます長時間駐車や入庫待ち車両によります交通渋滞も改善され、日々の駐車場の利用に支障を及ぼしておりました課題は、一定解消されている状況でございます。ご利用者からのご意見には、料金の設定や徴収につきましてのご意見も寄せられてはおりますが、以前に比べ入庫待ち時間が短縮されたなど、スムーズに駐車場を利用できるようになったとのご意見が多く寄せられており、当初、有料化により意図しておりました効果は十分に得られているものと考えてございます。

◯池上典子議員 当初は10分100円の料金に高いとのご意見もありましたが、答弁にもありましたように、実際のところ、用務で来場いただいた皆様には、ほとんど無料でのご利用で、現在のところまだ大きなトラブルが見られないようです。

また本庁舎駐車場については議会からも再三、指摘はありましたが、以前から大きな課題がございました。まず、繁忙期には入庫の待ち時間が長いとの苦情が多く、それに関連して駐車場への入庫待ちの車が市役所西側の交差点まで溢れ、危険な状況を役所自身が招いていたこと、そして夜間においては市民会館大ホールや小ホールなどでのイベント開催時に、職員会館前の小さな駐車場に車が溢れ、すぐそばにある70台近い車庫スペースを持つ市の駐車場が閉鎖されている矛盾に「お役所仕事」との厳しいご指摘も受けておりました。少なくとも、これらの課題は解決をされ、夜なども夕方6時から朝8時半までは最大300円との料金設定もあり、既にご利用が始まっているように思えます。

それでは次に、市立ひらかた病院の駐車場についてお伺いします新病院駐車場は保健センター駐車場と合わせて有料化で運用されていますが、その後の駐車場の現状や利用者の方の反響などを尋ねしたいと思います。

◯市立ひらかた病院事務局長 市立ひらかた病院駐車場は、平成28年8月1日から保健センターと合わせて駐車場運営事業者に目的外使用許可を付与して運用をしております。駐車場開設当初は、患者さんのお見舞いの方や付き添いをされる方から、長時間や長期間になると駐車料金が高額になりますので負担の軽減を求める声があり、運営事業者と協議を行い、平成29年1月から一般料金の平日料金を当日最大1200円とする上限額を新たに設定をいたしました。

また新駐車場の混雑状況につきましては、現在は保健センターと合わせて250台の駐車スペースがありますので、新駐車場ができる以前のような渋滞は発生しておらず、利用者の利便性の向上と適正管理という目的が達成できているものと考えております。

◯池上典子議員 市立ひらかた病院についても概ね順調なスタートのように思います。また事業開始後に利用者のからの声を聞きながら、病院の上限額設定のように修正、改良を加えて行くことも大切だと考えます。それは本庁舎駐車場においても、例えば、現在夕方6時からの最大料金適用を空きの目立つ5時半からにする等の、細やかな利便性の改良の検討も、また必要になってくると考えられます。本庁舎駐車場の課題解決や年間で約5000万円ものを歳入増を経験として、今後は他施設への導入を具体的なものとして、しっかり検討していただきたいと要望させていただきます。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月20日)
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いじめ問題

いじめの問題はどこでも起きることなので、いじめ問題再調査委員会が頻繁に開催されていても不思議ではないと思います。委員会を1度も開催したことがないと知って驚きました。しかも関係者が、学校も教育委員会も事務的な対応をしていて深刻に受け止めてくれていないと訴えています。

◯田口敬規議員 それではいじめ問題についてから順番に質問させていただきます。

いじめの防止は全ての学校教職員が自らの問題として切実に受け止め、徹底して取り組むべき重要な課題だと思っております。平成25年にいじめ防止対策推進法が制定され、いじめ問題は社会全体に関する国民的な課題であり、子供も大人もみんなで取り組むことが求められていると思います。本市におきましても、いじめのない社会をめざして平成26年に枚方市いじめ防止基本方針を制定をいたしておりますが、またデータによりますと、全国的にいじめの発生件数は増加をし、いじめが原因とみられる自殺事件も後を絶たず、いじめ問題の解決は緊急の教育課題であるとともに、社会的課題でもあります。

また現場サイドで言いますと、小さないじめの芽の段階で大人がどのように関わるかが重要であり、また一方で子供が自力解決できるような問題でもないケースもあると考える時に、学校現場での対応がカギになってくることは言うまでもありません。

その社会問題になっているこのテーマから質問させて頂きますが、いじめ問題はどの子供にもどの集団においても起こりうる重大な人権侵害であり、絶対に許されないものであります。しかし残念ながら、配慮を要する児童・生徒が被害者、加害者になりうる場合もあろうかと思いますし、全国にはそういう例も現実にございます。

そこで質問でございますが、心神喪失または観察等の状態で重大な他害行為を行った人に対して行う医療観察法という法律がございますが、心神喪失、心神耗弱状態、刑事責任を取れない状態にある方が、他人に害を与える言われる重大な他害行為を行った者に対して、特別な施設で隔離をし、治療し、再び罪を犯すことのないようにするという法律でございます。

しかしその一方で被害に遭われた方も存在しているわけでございまして、心神喪失、心神耗弱状態にある方のケアも大事かもしれませんが、被害に遭われた方のケアも大事だと私は考えますが、まずこの法律が未成年に対して適用されるものなのか、一点お尋ねをいたします。

さて、また前回の予算特別委員会におきましていじめ問題対策事業経費について質問させて頂き、その中で配慮を要する子どもや障害を持つ子供たちが、いじめの被害者にも、またいじめの加害者にもならないようにどうするのかという質問をさせていただきました。その時いただいた回答は、配慮を要する子どもに対しては支援教育コーディネーターを中心に校内支援を構築し、一人ひとりのニーズに応じた支援を行っているという回答を頂戴いたしました。

もちろん配慮の必要な子どもと、そうでない子どもがともに同じ地域の中で育つと言うのは理想でありまして、私もそう思いますが、それを実現するためにどちらか一方がそのご家族も含めて、耐えられない負担を強いられるような環境だけは作らないようにしなければならないと考えますが、見解を質します。

またいじめ行為によって、その後、いじめ被害者やその家族が苦痛を伴うことが多くございますけれども、そんななか、特に配慮を入る要する子どもに肉体的あるいは精神的に危害を加えられた場合の被害者ケアについて、前回の質問ではあまり見えてこない現状がございましたが、具体的にそういったケースの場合、枚方市ではどのように対応されているのか、まず見解を求めます。…(略)…

◯学校教育部長 1.いじめ問題についてお答えいたします。

適切な医療の提供により、社会復帰を促進することを目的とした医療観察法につきましては、法務省の見解によりますと、未成年には適用されないこととなっております。配慮の有無にかかわらず、お互いに負担を強いることのない環境づくりにつきまして、教育委員会といたしましては、すべての児童・生徒が楽しく安全・安心に学校生活を送ることが重要であり、そのためにも日々の取り組みから、教職員が正しい児童生徒理解のもと、児童生徒との信頼関係を築けるよう、各学校に対して指導支援を行い、その徹底に努めているところでございます。

また、いじめを受けた児童・生徒のケアにつきましては、学校においていじめを受けた児童・生徒や保護者の気持ちに寄り添って、十分に心情等を聞き取るとともに、スクールカウンセラー等の専門家の助言を受けるなど、継続的に心のケアに努めております。

◯田口敬規議員 …(略)…まず、いじめ案件についてでございますけれども、未成年には医療観察法は適用されないということでございました。また配慮を要する子どもから危害を加えられた側のケアについて、具体的にと言う質問でございましたけれども、少し漠然としすぎてあまりよく分かりませんでしたが、今回のこのテーマは見逃しがちと言いましょうか、加害者が配慮を要するということもあってか、声が上がりにくい分野と言いましょうか、あんまり触れられない分野かもしれませんけれども、その対応や経過、また被害を受けられた方々の声をネット上で見たりしておりますと、全国には様々なケースがございまして、性犯罪のようなものもありましたが、また教師の介入で被害者の子供が傷ついて、かえって事態が悪化したという例もございましたし、単刀直入に言いますと、枚方市の場合はどうなのかということを聞きたいわけでございますが、要するに配慮を要する子どもがいじめに遭うのは当然、防がなければならず、学校を挙げて対策を取らなければならないという、当たり前のことではございますけれども、一方で、逆にですね、いじめられて、その逆になった場合ですね、危害を加えられた子供は我慢しなさいというような、いわゆる被害者泣き寝入り状態になってる方もおられるんだなってこと感じたわけですが、我が枚方市の場合はどうなのか再度、確認をさせていただきたいと思います。

◯学校教育部長 教育委員会といたしましては、いじめを受けた児童・生徒と保護者の思いをしっかりと受け止め、寄り添う姿勢で取り組むことが重要であるというふうに考えております。学校での事案には様々なケースがございますが、学校の実態把握の不足等によりまして、児童・生徒・保護者に対して負担を強いることに繋がった事案もございます。

議員ご心配の様な泣き寝入り状態のまま決して終わることのないよう、迅速に事案の詳細を正確に把握をし、組織的に対応するなど、適切にそして丁寧に指導を重ね、児童・生徒が1日も早く楽しく安全安心な学校生活を送ることができるよう、今後も引き続き各学校とともに取り組んで参ります。

◯田口敬規議員 泣き寝入りで終わらせない、受け止め寄り添うというご答弁でございましたけれども、それでは角度を変えてもう一度、質問させていただきたいと思いますが、1回目の答弁で配慮の有無にかかわらず、お互いに負担を強いることのない環境づくりに取り組んでいる旨の話をお答えしていただいたと思いますが、学校からのいじめ問題の報告を教育委員会として全学校から寄せられる中で、指導の過程でいじめを受けた児童・生徒及び保護者に我慢を強いる等の状態になっている事案があるのか、ないのか、再度お尋ねをいたします。

また、市長が重大事態について再調査の必要性を認めたときに設置します、枚方市いじめ再調査委員会も、市長が伏見見市長が市長になられてからこれまでに開かれたことがあるのか、お尋ねをいたします。

◯学校教育部長 学校の実態把握の不足等によりまして、児童・生徒・保護者に対して負担を強いることにも繋がった事案もございます。我慢を強いる状態のまま決して終わることのないよう、迅速に事案の詳細を正確に把握をし、組織的に対応するなど、適切にそして丁寧に指導を重ね、児童・生徒が1日も早く、楽しく安全安心な学校生活を送ることができるよう、今後も引き続き各学校とともに取り組んで参ります。

なお、市長のもとに設置をします、枚方市いじめ問題再調査委員会はこれまで開催したことはございません

◯田口敬規議員 我慢や負担を強いる状況にある事案が存在しているという認識をされているということでございますが、いじめに対してさらに本気で教育行政が果たす役割を自覚し、向き合っていかなければならないと言うことではないかなと思いますし、また議会側に対してそういう状況下にある子どもが現実に存在しているにもかかわらず、報告がまったくないことが問題ではないかというふうにも私は思っています。

また伏見市長になられてから、重大事態について再調査の必要性を認めた時に市長が設置する、いじめ再調査委員会が開かれていないということで、市長が重大事態と認識しているいじめ案件は現在起こっていないという認識でいるふうにも取れますけれども、是非、我慢を強いる状況にある事案が現実に存在する以上ですね、重大事態だと思いますので、市長におかれましては、もう一度再確認をしていただきますですね、我慢を強いられている子供たちや保護者の方を救って頂きますように、まずは再調査委員会の設置をですね、強く要望させていただきます。

また学校に通う子どものことを第一に考えて、いじめ案件に関しては越境通学も含めて環境整備に努めて、柔軟に対応して頂きますように重ねて要望いたしておきます。では、もう一度角度を変えてお聞きをいたしますが、配慮を要する子どもが加害者になった場合に、その事件後、本人の再発防止も含めて対策は何か取っているのかということを尋ねをいたします。

そして誤解のないようにくれぐれも申し上げておりますが、決して私は配慮を要する子ども差別しているわけではありません。ただただ先程来、取り上げているような、こういうあまりないケースの中で見落とされて、苦痛を抱え込まなければならないような方を今後出さないためにも、いま質問をさせて頂いてるわけでございます。

また配慮を要する子どもが関わるいじめ問題が生起した際に、協議をしたりですね、情報共有したりすることというのは、今後の対策においても重要ではないかと考えますけれども、そのような会議体はないのでしょうか。お尋ねをいたします。

◯学校教育部長 いじめの再発防止につきましては、各学校で設置しております、いじめ防止対策委員会に教職員、心理福祉等に関する専門的な知識を有する方を交えて個別ケース会議を行い、継続的に取り組んでおり、特に配慮を要する児童・生徒の場合は、個々の状況に応じてより丁寧に解決に向けて取り組みを行っているところでございます。生起したいじめの事案につきましては、枚方市小中学校生徒指導連絡会等において情報共有を図っております。

また、今後、事案の情報共有、協議につきましては、当該事案の内容に基づき、子ども家庭センターなど、必要な関係機関との連携を強化してまいります。

◯田口敬規議員 いじめについて個別に対応し、枚方市小中学校生徒指導連絡会等において情報共有を図っているというお答えでしたけれども、情報共有ができてないんじゃないかと思ったので質問させていただいた次第でございまして、また今後、事案の情報共有、協議につきましては、当該事案の内容に基づき、子ども家庭センターなど必要な関係機関との連携を強化してまいりますという答弁もございましたが、もちろんそこは最低限やっていただきたいなというふうに思います。

よく勘違いするのは、一旦、沈静化して、でもそれは決して対応できているというわけではなく、その場だけ収まったように見えているだけというケースもよくあります。いじめ自殺までいって、初めてえらいことになったと動くようでは遅いわけでございます。

話を戻しますが、適切に情報共有をしていますみたいな答弁でしたけれども、少なくとも、私のところに来て頂いた何人かの関係者の方の話を聞いてみますと、個別でのケースの議論をするけれども、市全体で課題を共有しているような認識はなかったですし、要するに、ただやってますよと、アリバイ作りでしかないのかなという気もいたしました。

どの分野でも、例えが悪いかもしれませんが、高齢者の分野におきましても、個別ケア会議がありまして、その個別の課題を地域ケア会議で共有しながら、重層的に物事を捉えて解決に導くところがありますが、そういうことが結果的にこの分野ではできていない、いうふうに言わざるを得ないんじゃないかと思います。

そういった解決にあたっては、学校や家庭はもちろん、教育委員会をはじめ、地域などの関係機関の取り込みが相互に連携し、協力することにより、全体としてまとまった機能を発揮する、重層的な取り組みが今の枚方市のいじめ問題について言えば、最も大切なことではないかと、要するに、思うわけでございます。児童・生徒の教育を受ける権利や環境を保証するという観点からも、実効性のある環境整備として課題を全体で共有できるような、重層的な体制づくりの確立から、効果的に再整備して頂きますように強く要望させていただきます。

配慮の必要な子どもとそうでない子どもがともに同じ地域の中で育つというのは理想ですし、私もそんな枚方市を目指していきたいとも思いますが、それを実現するためには大変な配慮がお互いに必要になってくるなかにおきまして、どちらか一方だけが耐えられない負担を強いられるような環境での、ともに同じ地域でと言うのは違うと思いますし、逆に負担を強いた側のためにもならないと思いますし、要するに教育の場でしっかりとした責任体制を確立し、現場の問題に迅速かつ的確に対応できるような改革の第一歩が、先ほど申し上げた重層的な体制づくりの確立であると思います。大事なことなので2回申し上げましたが、強く要望させていただきまして、今回のいじめの質問は終わりたいと思います。…(略)…

平成29年6月定例月議会(2017年6月19日)
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* 会議録が公開されていないため、発言内容は筆者による文字起こしによるものです。過不足や聞き間違いなどを含む場合があります。

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