議員の施策への熱意を計る(平成28年12月議会一般質問)

大塚議員(連合市民の会)は議長のため、前田議員(自由民主党議員団)は副議長のため、質問できません。この2人を除いて、すべての議員が質問を通告しました。

おことわり

松岡議員は体調不良のため、平成28年9月議会の一般質問を欠席し、通告していた質問をすることができませんでした。松岡議員はブログで、今回の一般質問でそれらの質問をすると表明しています。したがって、筆者の定義による「熱意」の計測では、前回の一般質問で計測済みのため、今回の計測では松岡議員の通告した質問を除外しました。

ちなみに松岡議員の通告は、1番と4番が入れ替わっています。

計測結果

考察

件数も多く、熱意も高い分野が継続

教育、まちづくり、子育て、交通に関する質問への熱意は依然として高い傾向が続いています。教育に関する質問は件数、熱意ともに変化がなく、通告内容も前回の一般質問と重複しているものが数件あります。まちづくりに関する質問件数は前回より減少し、それに伴って熱意も下がっています。

特に、待機児童は解消されるまで、学校規模の適正化は実際に統合が完了するまでというように、終わりが見えるまで質問が継続していくほかないという事情が影響しているものとみられます。

ふるさと納税

ふるさと納税は2016年12月から第二次運用が始まったばかりですが、質問が2件あります。もう少し様子を見て、今回は他の分野の質問をしておいたほうが良いような気がします。

香里ケ丘地域のまちづくり

前回の一般質問で初登場した、香里ケ丘のまちづくり関する質問は、質問する議員が増えました。通告した議員の住所を見ていると、選挙地盤と言える議員もいますが、そうではなさそうな議員もいます。

とにかく何か質問をしておけば、議員が任意で開催している市政報告で「議会で質問したよ」と言うことができます。実績作りとして好都合だという側面もあるでしょう。どんな質問をしたか、中身のある質問をしたかなど、詳細を知ろうとする市民は少ないとして、足元を見ている議員がいないか、要チェック。

交通関連の質問が抽象化

これまで具体的な道路の路線や地名などが多数、通告に登場していましたが、減少しています。件数も10を下回りました。淀川渡河橋や連続立体交差事業について、議員として働きかけることがなくなったのでしょうか。「渋滞」という語も見当たりません。

組織体制への注文、微増?

来年4月の人事異動(機構改革)を前に議員らは、この時期に注文をつけていますが、去年の一般質問より件数も増加し、熱意も高くなっています。どんな注文をつけるのか気になるところです。


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